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フレッシュネスの朝。よもだだけれどよもだじゃないカレー
フレッシュネスバーガーで朝ごはん。
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曙橋の駅の近くの一軒家みたいな造りのお店。
各テーブルに一輪挿し。いつも大抵デイジーでタナカくんが好きだった赤みがかったオレンジ色のデイジーを探して歩く。
2階にも半地下にも見つからず、1階にあるテーブルにやっと見つけた。
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そういえばここの1階に座るのは今日がはじめて。
その席から見るお店の姿は見慣れぬ、けれどステキな景色。
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一戸建ての家を建てることがもしあったら、こういう家にしたいよね…、って二人で言ってたことをしみじみ思い出す。
チーズドッグのセットをたのむと、藤のバスケットでやってくる。
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ファストフード臭さを消し、カフェ寄りイメージ出すための工夫でモスも同じやり方。
トレイ系ファストフードとバスケット系ファストフードにファストフードは分類できるおかもしれないなぁ…、って思うも、プラスティックのバスケット&トレイという変則スタイルのケンタッキーをどう扱えばいいか困った(笑)。
さて食べる。
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ドッグロールの切り目を開いて、グリドルに押しつけこんがり焼き上げている。そこに細めのソーセージ。チーズを乗せて溶かして出来上がり。
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噛むとプチュンとソーセージが歯切れ肉汁。ドッグロールはカサっと前歯をくすぐって、焦げた香りが鼻から抜ける。チーズが追いかけとろけてゆっくり消えていく。
ドッグロールの潔さがいいんですネ。そっけない味わいでサイズも控えめ。ふっかりしていて噛むとクシュッと縮んで口の中でポワンと膨らむ。ソーセージの食感を邪魔せぬ感じがいい感じ。
ニューヨークの屋台のホットドッグって感じがするのがオキニイリ。ぽってりとしたチーズがからんで消えていく。ほどよくおいしく目も覚める。
昼、よもだそばのカレーを食べたいと思って来てみる。
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新宿西口の電気街にあるお店。立ち食いそばの人気店で銀座、日本橋、銀座界隈、新宿それから名古屋にもお店があって、いつの間にか10店越えてた。ここは比較的古い店。
そばもおいしい。
でもカレーが本格的でインド的。フルポーションのカレーに半たぬきそば、ほうれん草のおひたしをトッピングしてひと揃え。
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サラサラ系のチキンカレーで、若干ザラッとした食感。
煮込んだ具材が完全に溶けて混じっているのでしょう…、鶏の手羽元が一本入って、それもスプーンを当てるとハラっと肉が骨から外れて崩れるほどに煮込まれている。
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トマト由来の酸味にどっしりとした旨味、ヒリヒリとした辛味がなんとも爽快で、七味をちょっとかけて風味をつけて味わう。
食べ続けると、舌に辛みが染み込んでヒーハーしてくる。
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そのタイミングでそばを食べると、麺を舌を焼くほど熱く感じる。
スパイスで敏感になった舌が温度を勘違いするのでしょうネ…、それがたのしい。
色黒の麺。
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カレースパイスを食べた後にも香りを感じ、歯ごたえもよい。
出汁とカエシがどっしりとした汁はそれだけ飲むと酸味を感じる。ところがカレーのお供に飲むと、自然な甘みがハッとするほど強くておいしい。
カレーもおいしくしてくれる。
体の芯から汗をかき、お腹も満ちた。オキニイリ。