非常事態にこそ会社の力が発揮されるはずなんだけど…。
月曜日。
関東直撃の台風の影響で、東京の飲食店は開店準備が整わず12時開店というところが多かった。
11時。あるいは11時半にはいつもあいてるはずのお店のドアやシャッターに「台風の影響で12時開店にさせていただきます」という貼り紙みつけて、あぁ、大変だとしみじみ思う。
さて秋葉原。
定点観測の場、カールスジュニアにやってきた。
いつもは9時からあいてる店です。ところが今日は11時半を過ぎた時間というのにロールスクリーンが降りたまま。
ここも他の多くの店と同じなんだなと思うもどこにもノーティスがない。
まさか潰れてしまったんじゃあるまいなぁ…、とスクリーンの隙間から中を覗くとお店の人が開店準備をしている最中。
通りを歩く人も、一体どうなっているんだろう…、と店の前で立ち止まって中を覗いていたりする。
現場はこういうことに不慣れで気づかずいつもように仕事をしている。気づかぬスタッフに店を任せているということがわかっているなら、本部が指示を出せばいいんだろうけど、そういう配慮もできない人たちが経営しているんだと思うと、ここの不調はコンセプトだとか立地だとか、価格政策だとかと違ったところに理由があるんだろうなぁと思ったりした。
先を急ぐ用事もなくて、それで近所で店が開くのを待つことにした。
12時を過ぎても店があく気配はなく、もしかしたら穏当に潰れちゃったのかもしれない…、って思ったところでめでたく開店。
時間は12時10分でした。
店に入るとぽつりぽつりとお客様はやってくるも、そのほとんどが日本人じゃないってところにビックリしちゃう。
カールスジュニアの看板メニュー、スーパースターをたのんでフレンチフライのSサイズにドリンクバーがついたセットをつけて待つ。
準備万端での開店だったからなんでしょう…、それほど待たずにやってくる。取りに行くのじゃなくてお店の人がもってきてくれるんだからファストフードの姿じゃなくて、先払いレストランのような店でも良かったんじゃないかと思う。
だって商品はおいしいもの。このハンバーガーよりずっと貧相でおいしくもないモノに1000円を超える価格を平気でつけるカフェが結構あって、しかも繁盛してたりするのが不思議になっちゃうほどにおいしい。
パテは肉の匂いがするし風味豊かで噛みごたえもある。レタスなんてアクザク歯切れてみずみずしくてトマトもオニオンもどれも見事なおいしさ、風味。フレンチフライもサクッとおいしい。
ドリンクバーはお代わり自由。なのにカップはSMLと区別があってフレンチフライをSサイズにするとカップもS。テイクアウトを基準にルールが決まってるんだと思うもやっぱり不便。もったいないなとしみじみ思う。もったいない。
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