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テイクアウトで気持ちをつなぐティムホーワン

添好運(ティムホーワン)。
香港に本店をもつ点心レストラン。
ミシュランから星を与えられたお店の中で、最も安いレストラン‥、と言われる店でその日本一号店が日比谷にある。
連日行列。
二時間待ちも当たり前と言われる人気で、その二号店が新宿にできた。

場所は新宿駅の南口。かつてクリスピークリームドーナツが行列を作った場所で5月24日に開業したばかり。
まだ認知が低いのかお昼すぎの時間で45分ほどの待ち。
有名になっちゃう前の今が並びどきかなぁ‥、と思うも真夏日の炎天下の中では厳しい。
うれしいことに入り口の脇にテイクアウト用の窓があいてて、ここの名物の叉焼まんに限って買って帰ることができるというので、買ってみる。

メロンパンのようなサクサクした甘い生地の中に甘い叉焼。
とろけるように煮込まれていておいしいったらありゃしない。3個セットで600円。税金込で648円という値段でこれほどおいしいなんて…、と他の料理も食べたくなった。

行列ができるというのは素晴らしいプロモーション。
けれど行列が「できすぎる」状態が続くと、あんなにまでして並んで馬鹿じゃないの…、とマイナスなプロモーションになってしまう。
たった一品だけでもこうしてテイクアウトできる。
つまり、なぜここまでして店に来たいと思う人がたくさんいるのかという理由が「料理」なんだということを体験できるというのはステキ。
よく考えたなぁ…、と感心します。

ちなみにこのカウンターを担当しているスタッフが知識豊富でとても親切。
実は個室は予約ができる。
室料はかかるのだけど並ばなくてもすむというのはうれしいサービス。しかも日比谷のお店にはない新宿限定のサービスです。
予約状況は?って聞いたら4人用の一番小さな部屋は今月、来月とすでに満室。他のお部屋も19時前後は予約が取りづらくなっています‥、って。
もしお日にちが決まっているようであれば承りましょうか?なんてうれしいひと言。
こういうところがしっかり工夫されているのって、すごいじゃないかって感心しました。勉強です。

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