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ピーカンパイにツナメルト

ピーカンナッツを食べたくなって「バビーズヤエチカ」に寄ってみる。

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お店の入り口脇におかれたショーケースの中に常時10種類ほどのパイが用意されてる。
バナナクリームパイとピーカンパイはたいていいつもあるんだけれど、たまに入荷がなかったり売り切れてたりで、ちょっとドキドキしながら覗く。
ラッキーなことに残っていました。お店に入る。

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好きな店です。空気が軽い。地下にあるのに明るくて、お店の人がのびのび働く自由なムードがオキニイリ。

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厨房の見えるテーブルをもらって座る。厨房とホールをつなぐスイングドアの真正面で人がキビキビ出たり入ったりする景色がゴチソウ。ぼんやり眺めてお腹を空かす。
ピーカンパイを注文することは決まってるんだけど、そのピーカンパイをおいしく食べるためになにか軽くお腹を満たす料理を選びたい。プルドポークやパストラミ。サンドイッチが多彩に揃い、どれもアメリカ的なレシピで迷う。迷ったときには「ツナメルト」。お供にホットコーヒー選ぶ。

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ピーカンパイは最後にお出ししましょうか…、っていうからツナメルトと一緒に持ってきてくださいってお願いをする。テーブルの上をとにかくにぎやかにしたかったから。
まずコーヒーが大きなマグになみなみ入ってやってきて、それと一緒に大きなピッチャーにミルクがたっぷり。ぬるいコーヒーが好きなので冷たいミルクをたっぷり注いでゴクゴク飲んだ。熱々のコーヒーで軽く熱の入ったミルクは甘い。温度が下がるとコーヒーの香りも際立つ。いい感じ。

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15分ほども待ちましたか。料理が到着。ツナメルトにはたっぷりのフレンチフライと紫キャベツのコールスロー。ピーカンパイにはホイップクリームとお皿の上もにぎやかで、お腹がグーッとおねだりします。

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こんがり焼けたライブレッド。
生地は粗くて、よく焼けているからザクザク乾いて前歯をくすぐる。
歯切れて壊れて口の中に散らかるパンくず。
マヨネーズあえのツナとパセリととろけたチーズが、散らかるパンをまとめてとろかす。

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おいしいなぁ…、奥歯をガツンガツンと叩くパンの食感。
噛みごたえ。
噛めば噛むほどツナの旨味や香りが出てきて、チーズやパンと混じり合う。焦げたパンの香りがこれまた香ばしく、顎と鼻がたのしむ一品。
添えられているフレンチフライがまたおいしい。

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細くてザクザク、じゃがいもの水分が容赦なく油に吐き出されてガリッと仕上がるボクの好みのフレンチフライ。塩もしっかりきいていて食べはじめると止まらぬゴチソウ。紫キャベツのコールスローはほどよく酸っぱくザクザクとした歯ざわりもよい口直し。

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ツナメルトとコールスローを全部お腹に収めてフレンチフライを半分残す。
フレンチフライをつつきながらピーカンパイを食べてやろうと、この上もなきシアワセな企み、レッツスタートでございます。

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まずパイの表面に張り付いたピーカンナッツを一枚ペリッと剥がして味わう。軽い渋みとクシュッと潰れて油が滲んでくる食感をたのしみパイをザクッと食べる。プルンととろけるフィリングがおいしくってウットリします。

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ホイップクリームをたっぷりまとわせ、あっという間にごちそうさまなオゴチソウ。そういえばニューヨークのステーキハウス、ピータールーガーに2人でいったときデザートで食べたピーカンパイのおいしかったコト。ピーカンパイを食べるたびに、思い出話に花が咲いたね…、なつかしい。


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