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サンマルクカフェのアルマジロ

サンマルクカフェで朝ごはんにする。

家から新宿に出る途中、ちょうど歩き疲れたところにある店で、それは当然、新宿から家に戻る途中にある店でもある訳です。
ここしばらくは帰りにお茶を飲んで考え事をする店になっていた。
朝に来るのはひさしぶり。
午後に来ると仕事途中に一息入れる人たちや打ち合わせをする人たちがお店に目立つ。
けれど朝はインバウンドさんメインの客層。
インターナショナルな感じでにぎやかだなぁ…、と思っていたら突然インバウンドさんたちが席をたつ。

時間をみると9時ちょっと前で、もしかしたら新宿御苑の開園時間に合わせて移動したのかなぁ…。あるいはバスのピックアップの時間だったのかも。
彼らがいなくなったお店はさみしいほどに静かになった。
オキニイリのハムチーズホットサンドをたのんでアイスコーヒーをお供にします。

いつ見てもうずくまったアルマジロみたいな姿形。

パンの間からレタスが舌を出すようにペロンとはみ出し、溶けたチーズにハムが顔をのぞかしている。
いつもはバクッと齧るんだけど、今朝はちょっと考える。
このサンドイッチにそもそもレタスは必要なんだろうか…。
名前も「ハムチーズ」だからレタスはあってもなくてもいいようなもの。
それに具材を挟んでから温めているからレタスが煮えてしまっているのネ。
焼いたレタスは嫌いじゃないけど、サンドイッチに挟まっているのはいささか違和感がある。

パンを開くと中にはハムにチーズにレタス、それからタマネギ。
まずはレタスだけを食べ、パンを戻してハムとチーズとタマネギのサンドイッチをバクリと食べる。

パンがおいしい。ゴワゴワしていてバリバリしていて、でも断面をみると小さな穴がたくさんあいてて、つまり粗くて中はふっかり。

バリッと壊れて、ザクザク壊れて耳の奥をくすぐるような感じがたのしい。バゲットほどは硬くなく、乾いた感じがするでなくとろけたチーズを混じってぽってりなめらかになる。食感にぎやか。

ほどよく熱の入ったタマネギはまだシャキシャキとした食感残して、甘みと辛味のバランスがよい良きアクセント。レタスがないことで味が過不足なくととのうことにニッコリしました。オキニイリ。


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