月命日の朝と夜
夜にチキンカチャトラ作った。
タナカくんが好きだった料理のひとつ。
しかも作るのがとても上手で、鶏肉嫌いのボクが作ってって、ときおりおねだりするほどだった。
作り方を真似て作った。
鶏もも肉を一枚。
包丁をグサグサ突き刺し筋を切る。「スゴく嫌だったことを思い出しながら刺すといいんだよ」って言って、グサグサしてた(笑)。
塩と胡椒を軽くまぶして薄く油をひいたフライパンに皮目を押し付け水の入ったやかんを乗せる。
重しをほどこし焼くことで皮がバリッと焼きあがる。
玉ねぎ炒めてトマトソースでくったり炊いて、そこに焼いた鶏肉を入れてコトコト煮ていく。仕上げに生クリームをくわえて完成という料理。
今日はソースをちょっと煮詰めすぎ、油でテカテカしちゃったけれど肉はやわらか。炊いても皮目がザクッとしてて、おいしくできた。
牡蠣とソーセージ、アスパラガスでスパゲティー。
ガーリックと赤唐辛子、オリーブオイルで味をととのえ素材の持ち味をたのしむ趣向。
レタスとツナのサラダを作る。
ツナの缶詰にマヨネーズとマスタードをたっぷり、混ぜてちぎったレタスの上にのっける。
ドレッシング代わりでもあり具材でもあり、レタスをもりもり食べられる。スパゲティーのハシヤスタイルのオキニイリ。
〆は近所の大角玉屋の和菓子にしました。
「元祖いちご豆大福」とバナナと白あんをさっくり仕上げたカステラ生地で巻いた「トラさんのバナナ」。
生地が黄色と茶色のしましまだからトラさんってことなんだろうけど、何も言わずにどっかにふらりと行っちゃった、寅さんみたいな去り際だったって思ってしみじみ味わった。