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太いそばに野菜たっぷり、肉少々
出張から帰ってきて腹ごしらえをしてから家に帰りましょう…、と「酢重正之楽」。
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新丸ビルの地下にある。家に帰るために乗る丸ノ内線の改札口の真ん前のビル。飲食店や食品物販のお店ばかりで構成されてるフロアの一軒。
テナントの入れ替わりが結構あるフロアだけれど、ここは人気が続いてる。
ランチタイムは先払い式の気軽なそば屋。ウィークデーは連日行列。夜は酒も飲める蕎麦居酒屋のような雰囲気。とはいえほとんどの人は仕事帰りの腹ごしらえにそばを食べて帰ってる。ボクもいきなりステーキならぬ、いきなりの蕎麦。「肉野菜味玉そば」を選んでたのむ。
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少々時間を要します。
太い田舎そばを使っているのが売りの店。
そういえば、そば屋というのは昼は混んでも夜の集客はむつかしい業態。
そばではちょっとたよりないからって思われるからなんだけど、ここの蕎麦は歯ごたえ、食べごたえともに夜のお腹にも十分。
待っても食べたいと思う人がたくさんいるっていうことでしょう。
待つと言っても10分弱。
深い丼がコトンと置かれる。
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ずっしり思い。中にぎっしり料理が入っているんだとおいしい予感にニッコリします。
具材がそばをすっかり覆って切り海苔に胡麻。具材たっぷりでもし「二郎系そば」っていうのがあったとしたらこういうのになるんじゃないか…、って思ったりする。二郎ラーメンは大学三年のときに三田のお店に連れてかれた以来一度も食べたことはないけれど(笑)。
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肉は豚肉。ちょっと薄めの生姜焼きくらいの厚さの肉に甘辛醤油の味で煮込まれほのかにあったか。煮卵も野菜もぬるいというか冷たくはない。
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蕎麦はキリッと冷やされていて、余計具材のぬるさが際立つ。
ただぬるいからこそ素材それぞれの味や風味がよく分かる。特に野菜は食べやすい。しかも野菜の種類が多彩。もやしにキャベツ、細切りにしたニンジン、それから炒めたタマネギ。それぞれ歯ごたえ、歯ざわりしっかりしていて、特にタマネギがパリパリ壊れて甘みを広げるところがステキ。
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辛子味噌をたっぷり混ぜる。甘めの醤油ダレの味わいふくよかになり、太めの蕎麦も負けぬおいしさ。
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最後にそば湯を注いでゴクリ。家にそろりと向かいましょう。