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タナカくんとボクの共同作業…、外食産業のマンガ

ゲイ雑誌の連載の仕事を断り、二丁目とほぼ決別したタナカくん。
ちょうどワハハ本舗との関わりができて、パンフレットやポスターの仕事をするようになっていました。

劇団員の人たちからまりおさん、まりおさんって呼ばれてかわいがってもらい、たまに舞台に出たりもしてそれなりにたのしんでいたのだけれど、やっぱりマンガを書きたいという。

絵を描くことと漫画を作ることは別のことなんだかと言うのです。
作画はマンガ作りのほんの一部。
ボクは「ネームを切る」のが好きなんだよネ…、って。

ネームを切るとは…。マンガの制作過程において、原稿の大まかな構成をまとめた下地を描く(描き上げる)という意味で用いられる言い回し。 ネームはいわば下書きであり、コマ割り、構図、キャラクターの配置やセリフなどを大まかに示して、ペン入れの際の指針となる役割を果たす。

wikipedia

どんなストーリーにしようか…。
どんな物語運びはどうして、構図はどうやって、物語をセリフに置き換えたらどうなるんだろうって考えるのが大好きで、いいネームが切れそうになると寝るのもおしくなるほどなんだ…、って。

当時、ちょうどボクの会社で外食産業の社員向けの教育教材を作ろうというプロジェクトがスタートしてた。
文字マニュアルは時代遅れ。
ビデオ教材はコストもかかるし、再生する機材がある場所にいないと見れない。
…、今のようにスマフォで動画再生が気軽にできる時代ではなかったのですね。
ならばマンガがいいんじゃないかと。
それでタナカくんに白羽の矢がたったのでした。

今までと違った世界を…、といいながらやっぱり作風は上条毬男的で、見る人が見ればわかっちゃうよってタナカくんはちょっと心配していたけれど、この絵が好きって言ってくれる人がたくさんいて、だからやりがいを感じてがんばっていた。
あたらしい世界でがんばるタナカくんの奮闘記。(以下、メンバーサロン限定コンテンツに続きます。)

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