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太くて短く時間がかかる、一風堂のクロオビのコト
渋谷に移動して先日、下見をしておいた「ミヤシタパーク」のフードホールで昼とした。
目当ては一風堂がやってる「クロオビ」。
ニューヨーク発、海外専用ブランドを日本に逆上陸させたというのが売りでちょっと気になり試してみました。
フードコートスタイルだからセルフサービス。一風堂の最近の主戦場がフードコートだからさぞや仕組みが出来ているんだろう…、と思って厨房の中を見ると人、人、人。小さな厨房にぎっしり10分ほどが突っ立っていてノロノロ仕事をしているんだか、していないんだか。
10分以上待ちました。ビーパーは渡される。だから座って待っていてもいいのだろうけど、その一方でテイクアウト推しでもあってなんだかちぐはぐ。待ってる間にパンダエクスプレスでオレンジチキンとフライドライスを買ってそれでもまだ待った。
特製ラー油を使って真っ赤に仕上げた赤帯にフライドポテトにアイスコーヒー。フライドポテトが選べるというのが俄然ファストフード的を発揮して、しかもそのフライドポテトがおいしいことにちょっとびっくり。
スープは濃厚白湯でラー油はクミンの香りが力強くてアジア的。紙のカップでなく普通に丼で提供すれば十分おいしいラーメンだって思えるんだけど、紙のカップでなのに単品価格990円。セットにすると1290円でござんした。
紙カップだから手にもつと熱い。だからレンゲと箸で食べることになるのだけれど、なるほど麺が短くてそういう食べ方が似合ってる。麺は太くて縮れてて、だから調理時間がかかるんでしょう。その分、テイクアウトにも頑丈で食べててずっと伸びないところは今的なのかもしれないなぁ…。
このラーメンのへんてこりん具合に比べて、パンダエクスプレスの炒飯とオレンジチキンのおいしいことに、お店が着実に増えて続くということはおいしいことが前提にある…、ってしみじみ思った。さてクロオビは一本勝負に成功するのでありましょうや、どうだろう。