あたたかいラテアート。くまさんがムンクの叫びになっちゃうの。
有楽町の東京フォーラム。
アメリカの建築家、ラファエル・ヴィニオリの設計した建物が流麗にしてモダンで特別。中に入ると恐竜の骨格標本のようでもあって、こんな複雑な構造物をよく作ったよなぁ…、ってウットリします。
万国博覧会の期間限定の構造物に大枚使うのなら、こういう後世に残るものを作ればいいのにってしみじみ思う。
ちなみにラファエル・ヴィニオリっていう人。
「溶かす建物」を作ってしまうので有名な人。ガラスと曲面の組み合わせでラスベガスでは近くのホテルのプールを沸騰させたり、ロンドンでは駐車していた車を燃やしたりした前科がある。
ここは運良く凹面はなく、でも雨漏りは結構するっていう話(笑)。
地下に「カフェレクセル」ってお店があって、隠れ家みたいでいつも静かで気持ちいい。ドトールコーヒー系列でハンドドリップ、シングルオリジン、お客さまの目の前でラテアートを作って見せると、ちょっと上等な工夫が特徴。アーモンドラテをえらんでたのむ。
ご機嫌なスタッフがニコニコしながら最後の仕上げを目の前でする。優雅な手つきでエスプレッソにミルクを注ぐ。ところがラテアートがちょっと崩れたようなんです。
作り直します…、って言ってくれたんだけど勿体無いからってそれを貰おうとしたら、ちょっとお待ちくださいって。爪楊枝を使ってちょちょっと絵を描き渡してくれた。
かわいいクマさん。ハートを抱いてニッコリ笑ったようにみえ、気が利いてるなぁって感心しました。
テーブルにつきひと口飲んだら顔が崩れてムンクの叫びのようになって大笑い。アーモンドのほんの少しの粉っぽさ。緑の香りが深煎りコーヒーの深い苦味をひきたてて、頭をスッキリしてくれる。
ちょっとのんびりいたしましょう。
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