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椿屋珈琲の朝。お皿の上でサンドイッチをつくることにする…。

椿屋珈琲でひさしぶりの朝。

新宿駅の東口を出てすぐのところのビルの2階。かつて「談話室滝沢」という伝説の喫茶室があった場所を使ってできた。

もともとお好み焼き屋さんとかアメリカンスタイルのコーヒーショップとか、若い女性をターゲットにした飲食店をやってた会社。
当時は喫茶店が斜陽業種と思われていた頃のこと。
おそるおそるやってみたら、これが驚くほどの儲かる業態であることに次々お店を増やしていって今ではその会社の屋台骨。会社の性格、体質を変えた記念すべきお店であります。
去年3階にまで店を拡張。ブース席が中心でゆったり時間をたのしめる。

朝食セット、1250円。
ブレンドコーヒーをお供にもらう。
喫茶店の朝食としてはいささか高いか…、と思うけれどコーヒー自体が1000円の店。250円の追加で朝食が食べられると思えばそれもありかと思ってしまう。
しかも商品のみめ麗しく状態ステキなコトにいつも感心します。目の前でサイフォンだてのコーヒーを注いでもらってしばらく待ちます。

5分ほどかなぁ…。
お待たせしましたという声と一緒に料理がうやうやしく運ばれてくる。
ロイヤルコペンハーゲンの大きなお皿。
今朝はちょっととっちらかった感じがしたけど、それでもキレイに料理が並ぶ。
レタスにきゅうり。
ロースハムが2枚とディッシャーでワンスクープ分のツナマヨでひと揃え。
このロースハムが上等で、そのまま食べても十分おいしい。
でもやっぱりサンドイッチを作りたくなる。
まずはサラダをたいらげる。ちょっと甘めのドレッシング。シャキシャキとしたレタスがなんともみずみずしくて、軽い渋みに目を覚ます。
さて、サンドイッチを作りますか…。

よく焼きでとお願いして焼いてもらったトーストにバターナイフを刺してソッと2枚に開く。

ロースハムとツナマヨを挟んで4つに切り分けて朝のサンドイッチの出来上がり。

トーストに比べてフィリングがたっぷりで手づかみできるツナとハムのサラダのような感じにウットリ。焦げた食パンのカサカサ感がぽってりとしたツナの食感をひきたてる。
そういえば前回これを食べたときにはツナマヨじゃなくてゆで卵のマヨネーズ和えだった。ボクはツナのオイル漬けが好きだからこっちの方がありがたく、もしかしたら卵価格の高騰がこんなところにまでやってきたのか…、って思ったりする。わからない。

残ったトーストにバターと苺ジャムをたっぷり。

甘酸っぱくって旨みたっぷり。バターが口をひんやりさせて溶けていく。

ミルクをたっぷり注いだコーヒー。酸味やわらかで風味芳醇。のんびり朝をすごします。


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