絶望のスパゲッティの絶望的でない未来のコト

「IVO HOME’S PASTA」というお店がある。

IVO ホームズパスタ トラットリア 渋谷Part2 (渋谷/パスタ)

渋谷が本店。新宿三丁目の伊勢丹近くに支店があって、そこがいつもにぎわっているというのでビンテージは有名だった。
そこが最近、お店を増やしはじめてる。
それも渋谷の東急プラザみたいな家賃の高い場所に次々出店していて、ちょっと気になりやってきた。

駅前商業ビルの上層階。
それにしてもここが駅前と思えぬほどに人が少なく、渋谷という町の渋い現実にビクビクしちゃう。
見慣れたロゴが壁に大きく描かれたエントランスを入ると高い天井、のびやかな空間。窓の外には超高層ビルがデンッ！とそびえる都会の景色。
ホームズパスタ＝食堂って既成概念がぶっ飛んじゃいます。

「絶望のスパゲッティ」がメインのメニューは今まで通り。

麺の量がえらべたりするのがラーメンモデルのようでもあって、スパゲティのお店にもかかわらず男性ひとりのお客さまが目立ったりする。
テーブル席は女性グループ、カウンター席はおじさん専用みたいな感じがオモシロイ。

そして絶望のスパゲッティ。

これで通常の分量で、大盛りをたのんだ隣の人なんて器からソースが溢れ出しそうになっていたもの。
この豪快なところが男心を惹きつけるのでしょう…、しかもニンニクがガツンと効いていて上にはベーコンとキノコがソテがたっぷりのっかる。
トマトの酸味や旨み、甘味がおいしくてメリハリのある味。

粉チーズもたっぷりほどこされていて、ソースというかスープというか食べ応えがある上、お腹があったまる。
ピカンテオイルをたっぷり注ぎ、熱々のホットに辛いホットをくわえてハフハフ。

場所は変わっても相変わらずだなぁと思いつつ、長い眠りから覚めたような最近の積極的な出店攻勢の「なぜ」を今日は考えてみる。
日本の外食産業の未来の話でもございます。

業務提携の結果のことでらっしゃった