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涼しいごちそう。冷やし汁粉と抹茶グラッセ
「虎屋菓寮」で甘いもの。
デパ地下フロアもやっぱり静か。待たずに座れるっていいことなのか、哀しいことか…。
涼しいお菓子を食べることにする。
「冷たい」お菓子じゃなくて「涼しい」というのが大切なとこ。
タナカくんは「冷たい」かき氷が大好きで、夏にここに来るということはつまりかき氷を食べること。今日来ていらっしゃるご婦人方も同じように冷たい氷でクールダウン中。
ボクの目当ては「冷やし汁粉」。
冷たくしたおしる粉に白玉が3個。大きな氷の塊が一個浮かんで、それがゆっくり溶けていく。つまり氷点下にはならないほどよき冷たさが口に涼しく喉にもやさしい。還暦おじさんにはこのくらいがよし。
つぶあん、白あん、こしあんとあんこが選べてボクはいつもつぶあんの御前汁粉を選んで食べる。ほんのちょっとだけ舌の上であんこがザラッとふるまうけれどとてもなめらか。甘さもほどよくホッとする。
餅と違って冷たくしてやわらかなままの白玉団子。もっちりしていてけれど粘らず歯切れがいいのがオキニイリ。
抹茶グラッセをお供にしました。茶筅で泡立て、その泡を壊さぬように氷の上にのせて冷まして作った飲み物。香りも渋みも苦味も鮮やか。すぐきの漬物で口の中を整えながら、のんびり涼しいおやつをたのしむ。オゴチソウ。