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とびきりのチリドッグ。ルートビアにフライドポテト

ひさしぶりにとびきりのチリドッグを食べようと「ファイヤーハウス」。

うちから丸ノ内線で一本。本郷三丁目で降りてちょっと歩いたところ。
ハンバーガーがおいしいことで有名な店。テーブル7つにカウンター席。30人も入ればいっぱいのお店にスタッフ5人。
お店の人はみんな元気で明るく、気持ちいい。

今日はカウンターに座れました。
目の前のグリドルで料理が出来上がっていくところを見ながら待てる最高の席。

2枚に開いたバンズをグリドルに押し付ける。
そのかたわらに並んだパティが焼かれて徐々に膨らんでいく。
胡椒をガリッ…、脂の焼ける匂いと一緒に胡椒が鼻に飛び込み小さくクシュン。
脂がしみこみつやつやしているグリドルにソーセージを乗せステンレスの覆いで蓋して焼き上げていく。そのかたわらにドッグロール。
スタッフふたりが早送りスピードでキビキビテキパキ料理を仕上げる様子がまずゴチソウ。
クラブソーダを飲みながら15分ほどでボクのチリドッグが出来上がる。

ドッグロールにソーセージ。
ソーセージの上にマスタードを一筋かざり、ザワークラウト。
熱々のチリビーンズをたっぷりのせてマヨネーズ。

チリドッグというよりも、チリビーンズのソーセージ添えにパンがついてる…、っていう感じ。
ナイフで切ってフォークで食べる。

ほお張った直後に感じるのが鮮やかな苦味とこうばしさ。
ドッグロールにエスプレッソの粉が混ぜ込まれているからなんでしょう…、しかもパンの生地の食感も独特。
みっちりとしてきめ細やかな生地で舌にペトっとはりつく感じ。ちょっと乾いた感じでそこにチリビーンズが混じってとろける。

豆は形をしっかり残してホツホツ奥歯に当たってこわれる。そしてとろける。クミンシードの香りとチリの辛みがエスプレッソの香りと苦味に混じってく。
ソーセージがムチュンと潰れる。つやつやとしたソーセージです。グリドルの上で焼かれて表面パリッと香ばしく、たっぷり蓄えた肉汁がほとばしり出る。上等な状態の上等なソーセージ。
パチッと皮がはじけたあとの食感はこの上もなくなめらかで、ひき肉でもない、当然、肉そのものでもない肉という食品の第三形態みたいな感じ。繊細にして肉感的。

ソーセージのうま味にチリビーンズのトマトの酸味や豆の甘みが混じり合い、そして辛みがあとから追いかけてくる。
おいしいなぁ…、みずみずしいのにみずっぽくなく、だからお皿は濡れてもいない。
ボクにとっての日本一のチリドッグ。オキニイリです、おゴチソウ。


後楽園から電車に乗ろうと思って歩く。そうだ、ついでにシェイクシャックでルートビアを飲んで帰ろうと思って寄った。

ルートビアだけだとちょっとさみしい…、だから一緒にフライをたのむ。
ロングネックのボトルにカップをかぶせているのがまるでビールな感じ。カップに注ぐと細かな泡とルートビアの甘くて苦い香りが漂う。黒ビールのお供にフライを食べてるみたいな気持ちになるのがオモシロイ。

波型にカットされたポテトフライ。表面積が大きくてしかも過角がたくさんあるからザクザク壊れる。中はホクホク。乾いているのにしっとりふっくらという不思議な食感が特別おいしい。

あっという間に食べちゃった。


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