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オスロの朝食。人が仲良き立食いのそば
四谷三丁目のオスロコーヒー。
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お昼どきとかおやつどきには徐々ににぎやかになりはじめてる。
考えてみれば喫茶店が少ない町で、セルフサービスではあるけれど店の造りや椅子、テーブルの設えはのんびり落ち着く喫茶店的。
それで人気がでてきたのでしょう。
なのに朝はなぜだか静か。近所のドトールコーヒーやカフェベローチェにはそこそこお客さまが入ってて、朝食需要がある場所なんだろうと思うのだけど、なぜか不人気。
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朝食セットがトーストとゆで卵だけ。
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選択肢ゼロというのがもしかしたら不人気の理由なのかなぁ…、って思ったりする。
やっぱりちょっとさみしいものネ。同じようなシステムのコメダ珈琲にたまにボクが行くのは、ミニサラダのようなサイド商品が揃っているから。
ここにはそれもなくて結局、トーストとゆで卵でお腹を満たす他なくなっちゃうの…。
だからいろいろ工夫をします。トーストとゆで卵で4つの料理を作る工夫。
まずゆで卵を剥く。
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今日は卵がホカホカでした。
茹でたばかりだったのでしょう…、コツンコツンとテーブルの上にぶつけて殻にヒビを入れ、手がかりをつけてペリッと剥いてく。
今日は案外すんなり剥けた。
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数枚ペリペリ剥いたら白身の上に指を滑らせ、膜をつまんで剥がしていくとあとはスルスル剥けていく。
殻を剥くのじゃなくて膜を剥ぐっていうのが卵を上手に剥いてくコツなんですね。
最後は大きく剥がれて、白身も無傷。ニッコリします。
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まずは卵を半分食べる。白身がプルンと奥歯をはじき黄身がとろけて、うん、おいしい。
トーストを4つにちぎってひとつはそのまま。ひとつはバターをたっぷり塗ってバタートーストして食べて、塩をたっぷりふりかけた卵をのっけてもうひと切れ。
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最後のひと切れにはバターにブラウンシュガーをたっぷりほどこし、ジャリジャリ食べる。
これがやっぱり一番おいしく、砂糖とバターの組み合わせって危険なゴチソウ…、そこに焦げた小麦の香りがまじるとまるでケーキを食べてるように感じる。オキニイリ。
ちなみにこの店。コーヒーをたのむと「ミルクはお使いになりますか?」と聞いてくれる。「はい」と答えると小さなピッチャーにミルクを入れてくれるのだけど、なぜだかカウンターにスジャータのポーションミルクが置かれてる。
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このポーションミルクとピッチャーに入れてくれたミルクはおそらく別物なんだろうけど、なんだか不思議な感じになっちゃう。オモシロイ。
新宿駅の西口側の地下街に「新和そば」って立食いそばの店がある。
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京王線の改札口の近くにあってお店の前の人通りは多い。
けれど入り口が小さいうなぎの寝床の構造で、そのうえ前を通る人の気持ちは先に先にと急くロケーション。
まるで隠れ家みたいな不思議な雰囲気。
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昔ながらのカウンターだけ、100%の立食い。お店のスタッフは日本のシニアとアジアからの留学生の若い子たちという組み合わせ。
みんな仲がいいんですよね。留学生の日頃の悩みとかおばぁちゃんスタッフが親身に聞いてあげたりしてて、その雰囲気がなによりゴチソウ。
つめたい天ぷらそばを食べる。ほぼこれ一択のオキニイリ。
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麺は袋に入った蒸し麺で、注文ごとに茹でて冷水でザブザブしめる。水を切ったら器に入れて、天ぷらのっけてタレをかけたら出来上がり。天ぷらも揚げ置き。ずっと変わらずの安心感。
近所に茹でたて揚げたてのセルフのそば屋ができたからかなぁ…、前に比べて若干静か。でも茹でたてで揚げたてだからおいしいかというとそうじゃないのが立食いそばのたのしいところ。
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麺は若干モサモサしてる。ツルツルたべるというよりもズズッズズッとたぐりよせ、モサモサ噛んで味わう感じ。
そのモサモサ故、タレをしっかりからめとり分量以上の満足感を味わえるのがボクは好き。
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かき揚げはゴワゴワしてる。タマネギ、干した桜えび。ネギが混じったかき揚げを指でちぎってそばの上にちらして食べる。そばと一緒に箸で持ち上げ、一緒にパクリと食べると油がじゅわっと滲んでコクになる。
ゴワゴワモサモサ。噛んでるうちにゆっくり混じって、ある瞬間に突然とろけて消えていく。その食感の変化がたのしい。
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タレに浸かったかき揚げの衣が徐々に濡れてくったり、とろけるようになっていくのもたのしくて、七味にわさび、ネギと薬味を総動員し、口やお腹をにぎわした。