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冷やし中華(の話)はじめました
冷やし中華。
かつて夏の食の風物詩といえば「かき氷、アイスコーヒー、冷やし中華」。
かつてと言っても1960年代に遡りますから半世紀以上も前のこと。
…、と書きはじめてボクは半世紀前のことを書ける年齢になったんだってビックリしました(笑)。
氷が高級品だった時代のコトです。
一年ずっと売りたくても売れない事情が当時はあった。
今やアイスコーヒーは年中あります。
氷を入れたグラスにリキッドコーヒーを注げばできる気軽さは、売らない理由がないほど手軽。
かき氷はそれでも夏の甘味というイメージが色濃いけれど、低い原価で稼げることもあって通年売る店がある。
その点、冷やし中華は今でも夏限定って感じがある。
かつてはラーメン店のみならずそば屋や定食屋ですら、夏に冷やし中華をやっていたけど今は扱う店が減ったようにも感じる。
もしかしたらかつてのように冷やし中華が人気の料理じゃなくなちゃのかも…。
今日の「羽衣」でも涼麺をたのむ人は全体の3割くらい。
冷たい季節料理のほかに、目の前で熱々の五目餡をかけて仕上げるかた焼きそばも用意されてて、それをたのむ人もかなりいた。
そういえば汗だくでお店に入ってくる人は少なくなくて冷房の効いた店内はひんやり涼しい。
涼麺をたのしみにきたボクでさえ、隣の人が食べてたかた焼きそばがおいしそうに思えたほどです。
それになにより手間のかかる料理ですからやりたがらないお店が増えて当然かもなぁ…、ってしみじみ思った。
冷やし中華の話、はじめましょう。
冷やし中華はいつ、どこで生まれたのか
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