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あんかけやきそば専門店!
東京駅の北町食堂ってレストラン街。
昔、大のお気に入りの頂上麺があったキッチンストリートがリニューアルされてできた食堂街に「あんかけやきそば南国酒家」ってお店ができた。
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あんかけ焼きそばが大好きだから、興味津々。行ってみました。
場所はかつて南国酒家のやきそば専門店があったところ。
当時は広東炒麺という店名で、ソース焼きそばじゃなくて中華風のやきそばで、トムヤンクン味とか当然あんかけ焼きそばだとかたのしいメニュー展開だった。
それを一段と絞り込み、あんかけやきそばの専門店として再出発。
かなり思い切ったリニューアル。
たしかにメニューの主役はあんかけやきそばのバリエーション。酸辣湯麺風のあんかけとか厚切りベーコンを使った洋風あんかけとかなかなかたのしい商品展開。それ以外にもあんかけ汁そばも揃ってるから「あんかけそばの専門店」と言ったほうが正確かもね。
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お店の雰囲気はまるで一新。カウンター席が中心で、前のお店がレストランっぽかったのに比べて今のお店は食堂風。気軽な感じで入りやすい。
モバイルオーダーの店でした。
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QRコードをスマフォで読み取り注文するってこのスタイルも今では普通になりつつあります。アプリの使い勝手も着実に良くなっていて、紙のメニューを作ってた人って大変だろうなぁ…、って思う。時代の変化、しょうがない。
五目あんかけやきそばを選んでたのむ。
厨房の中ではカシャカシャジャッジャと中華鍋の中で料理が仕上がる音。5分ちょっとで料理は完成。
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トレイの上にお皿と土鍋。
お皿に麺、土鍋の中には五目あんかけ。
麺にあんを自分でかけて食べるスタイル。
麺が見事な焼かれ具合。
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こんがり焼かれて揚がったように仕上がったパリパリ部分と、蒸されたしっとり感を残した部分の両方を同時にたのしむことができる。
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あんと麺が別々になっているからつけそばみたいに食べることもできるかなぁ…、と思ったけれど餡が具材たっぷりで、漬けても麺にからみそうにない。
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それで一気にザザッと麺の上にかける。
土鍋の中身の全容が、はじめてここであらわになる。エビに豚肉、広東風の赤い焼豚。白菜、タケノコ、小松菜、しいたけとゴロゴロ具材が転がりだして、想像以上に種類豊富でウットリします。
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こうして結局、全部かけてしまうのならばかけて提供しても同じことのように思えるけれど、土鍋を手にしたときに感じるズッシリとした重量感に、具材たっぷりな状態を目で確かめることができるのがよい工夫。
オイスターソースとスープの旨みがからみつく餡。具材ひとつひとつの状態もそれぞれ最適。なかなか上等。
調味料に「酢辛子」が用意されてる。
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芥子をお酢で溶いた調味料でこれがおいしい。スキッと酸っぱくツーンっと鼻から抜ける芥子の風味と辛味。餡に絡むと不思議なほどに甘さを強く感じさせてくれるゴチソウ。気に入った。
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ふっくら蒸し麺はまるで汁そばみたいな食感。パリパリ麺が徐々にしっとりしてくるも焼かれた風味やポリッと壊れる食感の名残がずっとつづくところもあんかけやきそばのたのしいところ。堪能しました…、オモシロイ。