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たらこの釜飯に焼鳥のせて…。

一年ぶりに「鳥ぎん」に来た。タナカくんが逝ってから、はじめてビールを飲む気になって献杯したのこのお店。

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一緒に来るとじっくり時間をかけてビールに焼鳥。〆に釜飯で1時間半。たのしかったなぁ…。

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アルコール提供なしの今日。カウンターに座って焼鳥つまんで〆釜飯。野菜も食べなきゃと野菜サラダを一緒にとった。
ボウルにぎっしりレタスにトマトにきゅうり、それからアスパラガス。どれも冷たくよき状態でなにより飾り切りされたキュウリに職人仕事のステキを感じる。
ただこの大きさの生のトマトは苦手だなぁ…、もうちょっと小さいか、ちょっとでも熱が入ってくれていればいいんだけれど。かつては食べずに残してると、横からヒョイって箸を伸ばして代わりに食べてくれたのに…。

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焼鳥のライトコースというのをたのんだ。
タレ焼き5本。
ももにねぎまに鶏皮、団子。それに肝でひと揃え。
鶏の銘柄とかにこだわるのでなく、炭と焼き方、タレにこだわる。だからクセの強い鶏が苦手なボクにもとても食べやすい。
表面こんがり。肉はふっくら、しっとりと焼けて例えば苦手な皮も焦げてサクサク。噛むとジュワッとおいしい脂が滲み出し、口の中をひんやりさせる。

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今日の釜飯はたらこの釜飯。蓋付きの小さな羽釜でやってきて、蓋をあけるとフワッと海苔の香りがしてくる。白いご飯の上にぶつ切りにしたたらこ。それから青のりパラリ。家でもたまにたらこや明太子をのっけた土鍋ご飯を炊いたけど「鳥ぎん風」ってボクらは呼んでた。今日は本家の鳥ぎんご飯。

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しゃもじで茶碗によそってパクリ。しみじみ旨い。
ご飯に味がむりやりつけるのでなく、たらこの風味や塩味がほんのり移って炊きあがってる。硬めでパラッと口の中でちらかるご飯。そこにたらこの魚卵がパラリ。食感とてもにぎやかで、熱の入ったたらこをおかずにたらこ風味のご飯を食べる…、という感じ。
たらこご飯の上に焼鳥をのっけて一緒に食べるとこれがまた旨い。タレの風味に脂の味わい。

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銀杏は好物だった。季節になると銀杏がりが御苑でできてよくとってきて煎って食べてた。塩加減がむつかしくっていつも苦労をしていたけれど、ここの銀杏は塩がビリッときいていて甘くて旨い。

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赤だし飲んでトマトを残して席をたつ。今日はタナカくんに甘えよう…(笑)。


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