朝のサンドイッチに銀座の青汁
大阪から友人が来て情報交換を兼ねて朝食。「はまの屋パーラー」でサンドイッチを食べることにする。
モーニングセットのある時間帯。
いつもたまごサンド、ハムサンド、ツナサンドのどれにしようか迷うのだけどふたりだと2種類選べる。
しかも哀しいことにツナサンドが無くなっていたから迷う必要なくたまごとハムを選んで注文。
好きだったのになぁ…、ツナサンド。かなり残念、しょうがない。
開店直後からお店はにぎやか。厨房の中もたちまちにぎやかになる。
まず飲み物がやってきておしゃべりしてたらパンや玉子を焼くおいしい匂いがやってくる。喫茶店の朝の空気はなんともおいしい。不思議なほどに頭が動いていいアイディアがどんどん出てくる。一人じゃなくてふたりと言うも互いを刺激しあっていいのでしょうね…、しばらく待って料理が到着。
たまごサンドはパンを焼かずにそのまま。ハムサンドはパンをトーストしてもらう。焼いた卵のふっくらしっとりした食感に焼かない食パンのふかっとやわらかな食感がとてもよく合う。
卵焼き自体に味がしっかりついててパンに薄塗りマヨネーズ。レタス一枚がいい仕事をするんですネ…、シャキッと歯切れて口の中をみずみずしくする。
しっかり焼かれたトーストはザクザク歯切れてむっちりとしたハムと混じって口をにぎわす。具材をたっぷり使ったわけじゃないのにそれがむしろおいしく、朝のお腹にほどよいボリューム。
飲み物付きで600円って値段もうれしい。オキニイリ。
遠藤青汁サービススタンドにやってくる。
まもなく銀座が終わろうとする銀座一丁目の北側にある一軒家。重厚な煉瓦造りで英国風のバーのようにもレストランのようにもみえる外観で、なのに青汁専門店。
お店のドアをあけるとすでに青い香りが充満してる。
空気を吸うだけで健康になったような気持ちになれる得な店(笑)。
スーツ姿のおじさんたちがひっきりなしにやってきては青汁をあおって颯爽と店を出ていく。まさに「青汁友の会」。
メニューは青汁、大小だけ。小さなサイズがずっと350円だったけど、430円になっていた。
そういう時節なんだなぁ…、としみじみするもそれでも「手軽に健康が買える値段」とすれば安くてありがたい。
注文するとグラスにジャーッと注ぐだけ。あっという間に430円分の健康が手元に届く。泡が浮いてて緑の香りが鼻をくすぐる。深い緑にウットリします。
緑色なのになんで青汁というのか、理由を調べたことがある。
日本語には色を表す言葉は4つだけしかかつてなかった。青、赤、白、黒。どれも後ろに「い」がつく言葉。青い、赤いとは言うけれど緑い、黄い、茶いとは言わない。「い」がつかない色の言葉はあたらしくそれらが定着する前は青に近い色をまとめて「青」と言うようになったんだという。
青は冷たくさわやかで、赤はあたたかくやさしい感じ。冷たくさわやかな青汁は色だけじゃなく気持ちに青い。オモシロイ。
季節によって青汁の味は変わっていくのがたのしく、冬は甘くて夏は苦い。夏も終わりに向かう今日の青汁。苦くてちょっと酸っぱく感じる。暑さに疲れた体にガツンと元気をくれるような味。