ガストにから好しが同居するわけ…。
うちの近所にガストがある。
半年ほど前には、家から逃げ出したくなるとたまに来ていた。ドリンクバーが充実してて、ぼんやりしたり仕事をしたりするのに都合がいい店で、けれどそれも気持ちが落ち着きずっとご無沙汰していたお店。
ひさしぶりに朝ご飯でも食べようか…、と思って来たら、スゴイことになっていました。
見慣れたガストの看板の横に「から好し」の看板。
から好しと言えばガストと同じすかーらーく系の唐揚げ専門店。ここ数年、郊外型のお店を中心に積極的に展開している新業態。
最初は安くお腹一杯になれる業態をと開発された。ところがコロナをきっかけにテイクアウト需要が高まって、これからの主力業態にするんだとかなりの意気込み。
何しろ居酒屋チェーンのワタミまでもが唐揚げ専門店のチェーン展開に乗り出すくらいですから今や数少ないゴールドラッシュコンセプト…、と言えなくもない。
ただどんなに豊かな金鉱もみんなが寄ってたかって漁っていけばいつかは枯れる。チャンスの裏にはリスクがあって、そのリスクを最小限にしようと今あるお店にコバンザメ的に出店する。
なかなか賢い。賢い上に2階まで朝からわざわざ上がってきて唐揚げのテイクアウトはできますか…、って聞くお客様が何人かいた。確かに四谷三丁目には唐揚げ専門店のような店は他になく、Hottomottoすらないエリア。
残念ながら10時半からしかから好し唐揚げは提供されず、通常の唐揚げならありますけれどと言ってもみんな帰ってく。同じ唐揚げでもテイクアウトする価値のある唐揚げとそうじゃないのがあるんだなぁ…、って朝からたのしくお勉強。
さて朝ご飯。
フライドポテトに普通の唐揚げ。
スクランブルエッグとベーコン、ソーセージがつくプレートにご飯を添えてドリンクバーでひと揃え。
1000円超えのガストとしては贅沢モーニン。
メインのプレートが到着したら野菜サラダをまず食べる。
ちなみにノードレッシングにしたから野菜を食べたあとのお皿はキレイなまま。
そこにご飯をのっけてベーコン、ソーセージを切り刻み、胡椒をたっぷり。
ご飯に醤油をかけまわしひたすら混ぜる。カチャカチャカチャカチャ、ちょっと朝から騒々しいのご勘弁。
鉄板焼のお店の最後にフライドライスを作る要領でよくかき混ぜたらピラフの完成。せっかくだからフライドチキンも2個刻みご飯と混ぜた。
フライドチキンに付いていたレモンを絞って酸味を整え、食べるとこれが甘露なり!
卵の味わい、しっとり感とご飯のパラパラちらかる感じ。ベーコンやソーセージの味わい、香り、風味がご飯に混じっておいしい。半分食べたところでタバスコをパシャッとかけて、酸味と辛みで味変をする。朝のお腹が汗かくゴチソウ。
普通の唐揚げはさすがに普通の味がして、これじゃぁ、わざわざテイクアウトするまでもなし。フライドポテトは揚げたてならばどこでもそこそこおいしく感じる。オモシロイ。
あまり飲まないソーダドリンクをお腹がねだって、ソーダディスペンサーを見てみるとなんとドクターペッパーがあるではないの。大好物で3杯飲んだ(笑)。好きなんだからしょうがない。
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