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プロントとタリーズ

家から新宿に向かって歩く。
テクリテクリと10分ほども歩くと商店が集まりひときわ賑やかになる場所がある。

新宿御苑前駅の出口の近くにある商店街。
ドトールコーヒーがメインストリートからちょっと入った場所にあり、ちょっと歩くとナポリタンがおいしい喫茶店のドム。居酒屋が結構多くてチェーンもあれば個性を競うお店もあって、たのしいエリア。
ひときわ目立つ場所にプロントがあり、そこで朝ごはんをとることにする。

カスタマイズができる朝のメニューもあるけれどハムチーズトーストセットをたのんでホットコーヒーを選んで座る。

ここのアイスドリンクはグラスじゃなくてプラカップでくる。
どうにも情けなくなっちゃうからマグに入ったホットコーヒー。
番号札が1番でした。
なんだか縁起がいい感じ。
5分ほどで料理ができて、お店の人が運んでくれる。

1階、2階に分かれた店で番号を呼んで取り来てもらうことがむつかしいからなのかなぁ…、それはそれでありがたいこと。
メインのハムチーズトーストにゆで卵、サラダがギッシリお皿の上に並べられてる。
まずサラダ。ジェノベゼ味のドレッシングがちょっと新鮮。野菜に合うか合わぬか微妙ではあるけどドレッシングはおいしく感じる。それもよし。
卵の殻を剥きながら、卵が入ったココットに溶けたチーズがべっとり張り付いているのにアララと思う。
お皿の上に器を乗せるとこういうことがたまにある。ココットの場所をズラしてトーストと器の間に卵を置きます。これでチーズを卵にまとわせ食べられる。

今日の卵は新鮮だったのでしょう…、剥くのにかなり難儀した。
殻に卵を奪われながら、ゆっくり丁寧にはがしていくとある瞬間、膜がはがれてあとはスルンと向けていく。
イライラするとその瞬間を見逃して凸凹たまごができあがっちゃう。今日は我慢できました。

トーストはほどよい状態。なによりチーズがどっしりしていてしかもホワイトソースがしかれてる。だからクロックムッシュ的な仕上がり。
ふた切れのパンをパカンと重ねて食べるとまさにクロックムッシュ。
たっぷりふりかけた胡椒がいい仕事をしてました。

それにしてもゆで卵に添えられている塩の器が立派でかわいい。こういうものがなくならないという前提の商売ってステキだなぁ…、ってしみじみ思う。
人を信じることが大切。お勉強。


歩いて歩いて西新宿にきて時間調節にタリーズにくる。

住友ビルの地下の店。大きくしかも趣向を凝らした店づくりの店。
ソファ席に大テーブル、カフェテーブルに座り心地のいい椅子席といろんな使い勝手の席が用意されてる。

ボクが好きなのは壁に向かって設られた勉強机のような席。ここだけ上等なアームチェアが置かれてて、しかも電源ポートまでもが揃ってる。
そこに座って暇つぶし。ホットコーヒーをもらってのんびり。
タリーズのホットコーヒーは苦味豊かでなのに渋みがやわらかい。
そしてなにより酸味おだやかで旨みがあってチェーン店の中でも好きな部類の味わい。

蓋を思いっきりしめたのでしょう…、カップの一部が凹んでしまっていることにちょっと笑った。悪くない。


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