卵の黄身がソースなすごちそう
銀座でちょっと人と会う。
せっかくだから朝食を銀座で食べようと早めに出てきてシティベーカリー。アメリカンブレックファストを選んで食べる。
レジ横に置かれた「KEEP」サインを手にとって、オキニイリの一番奥のテーブルに置く。
レジに戻って料理を注文お金を払ってアイスティーと22番の番号札をもらって運ぶ。メイソンジャーに入ったアイスティー。直接、容器の縁から飲むことができないもどかしさを呪いながらストローで飲む。しばらく待ってメインが届く。
フライドエッグとグリルドベーコン。グリーンサラダに紫キャベツのピクルス。トーストの代わりにプリッツェルクロワッサンをもらってスープでひと揃え。
フライドエッグはサニーサイドミディアムでってお願いしました。
ひっくり返さず白身にはしっかり熱を通してキチッとかため、黄身は半熟という状態。
白身はプクッと盛り上がり表面すべすべ。
塩と胡椒が黄身の上にパラリとちらかり、ウットリするほどうつくしい。
ナイフを黄身の上にそっと滑らせると、黄身を覆った白身がスパッと切れて中から黄身がとろけて流れ出す。
温められた皿の温度で黄身にゆっくり熱が入ってねっとりかたまる。その麗しい景色をながめてまずはサラダにピクルス食べる。お腹の中から体が潤う。
目玉焼きの半熟の黄身はソースの役目を果たしてくれる。甘くてちょっと苦くってねっとりとした黄身が散らかるクロワッサンをまとめてとろかす。クロワッサンの上にたっぷりくっついた岩塩がガリッと砕けて、生地が含んだバターの旨味や甘みを引き出す。一口ごとに目が覚める。
クロワッサンの端っこの一番バリバリしたとこをちぎってナイフを入れて開く。そこに目玉焼きを突っ込んで一緒に食べる。白身はプルプルなめらかで、クロワッサン生地のザクザク感をひきたてる。焼いたベーコンの脂がバターの風味を引き立てて、背徳的な味わいとなる。
口の中が味でまみれて疲れたところにアイスティーでリセットさせる。そのくりかえし。すべてすっかりお腹におさまり、お皿もキレイになりました。