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南昌飯店の夜。鶏皮残す…

南昌飯店で晩ご飯。まだ早めの時間でお店は静か。
いつもの元気なおかあさんがうれしそうに近づいてきて、「ありがとうネ」。
来てあげてよかったなぁ…、って思ってニッコリ。
「弟がいなくなってもう3年になる?」っていうから「まもなくネ」って答える。
「さみしいね」って言ってくれるのがうれしくて、「まだまだやっぱりさみしいよ」って答える。
さみしいもん。

ちなみに撮った店内写真のどこかにカメラを構えるボクが写り込んでおります。頭がテカテカ光ってる(笑)。
今日の定食の「鶏とカシューナッツ炒め」を選んでたのむ。おかあさんをよろこばせようと思って追加で豆苗をたのんだら、今日はほうれん草がおいしいから。
量もたっぷりでおすすめよ…、っていうのでそれを追加する。

しばらく待ちます。
出前の注文が結構入っているようで、厨房の中はにぎやか。
大忙しです。
珍しいことにBGMがクラシック。
なぜだかモーツァルトの「魔笛」の「夜の女王のアリア」が流れておりました!

さて今日の夕食。

メインの料理にほうれん草。
千切りキャベツのサラダにスープ、杏仁豆腐に大盛りご飯。

メインのお皿にはぶつ切りにした鶏肉にカシューナッツにたまねぎ、ピーマン、薄切りニンジン。野菜たっぷりで餡がからんでツヤツヤしてる。

ほうれん草はおかあさんが言う通りかなりたっぷり。お皿に山盛り。
シャキッと炒めて歯ざわりがよい。なによりニンニクがたっぷりでご飯が進んでしょうがない。

鶏とカシューナッツの炒めものはタナカくんの好物だった。鶏も好き。カシューナッツも好きでここでもよくたのんでた。
なつかしいなぁ…、って思いながら食べてたら、ブニュッと奥歯で何かが潰れる。
その正体は鶏皮でした。鶏の脂や皮は苦手でいつも剥いで食べるのだけどここでそうした記憶がなかった。タナカくんが全部食べててくれたんだなぁ…、と思ってちょっとウルッときます。
お酢を注いで脂の風味をスッキリさせてハフハフコツコツ、味わい食べる。

スープはとろみのついた玉子スープ。杏仁豆腐はスベスベタイプ。

お皿の縁に剥がした鶏皮が案外たっぷり。大盛りご飯はちょっと残した。腹いっぱい。


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