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夏のハンバーガーはサルサ味
今日は盆の入り。タナカくんをおむかえしようと好きだった店で好きだったものをたのしむ。
それで「バビーズ」。
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東京はハンバーガーがおいしい街のひとつになった。
ただおいしいだけじゃなくてそれぞれのお店がしのぎを削る個性的なハンバーガーをたのしむことができるというのがステキなところ。
有名なお店はどこも当然おいしくて、けれどなかにはあんまり好きじゃないとこもある。
趣向を凝らしすぎると頭がおいつかなくなっちゃってお腹の前に頭がいっぱいになっちゃうのネ。
そういうおいしさはハンバーガーにはいらないなぁ…。
ここのハンバーガーは好きなハンバーガーのひとつで、バシッと直球。
ダイナーっぽさをプンプンさせる骨太インテリアもハンバーガーをおいしくさせるオキニイリ。
サルサバーガーのランチがあった。フレンチフライ、グリーンサラダ、コールスローが選べるようになっていてコールスローをたのみ、コーヒーもらった。
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分厚いマグに大きなピッチャー、ブリキ缶にスティックシュガーに木のマドラー。ミルクをたっぷり注いでメインをのんびり待った。
15分ほど…。
BGMはイーグルス。Take it Easyを露払いにしてサルサバーガーがやってくる。
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ハンバーガーにイーグルスとはなんとステキな組み合わせ。
バンズとバンズの間から真っ赤なサルサが溢れ出しそうでドキドキします。
蓋したバンズをとるとレッドオニオン、トマトにレタスが姿をあらわす。
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バンズはこんがり焼かれててカサっと指をくすぐるように仕上がっている。
レッドオニオンを蓋の上にのせトマト、レタスをまず食べる。
トマトは甘くて若干硬め。
レタスはシャキッとみずみずしくて前菜サラダを食べてるみたいな気持ちがしてくる。
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サルサの下に溶けたチーズに分厚いパティ。蓋を戻せばサルサチーズバーガーの出来上がり。
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ナイフでふたつにスパッと切って断面を見る。
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あぁ、うつくしい。気泡をたっぷり含んだバンズ、まだ肉色を残してなのに表面カリッと焼かれたパティ。
大量にほどこされていたように見えたサルサもほどよき量で、食べる前からもうおいしい。
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グリドルで焼いたバンズがカサカサ前歯をくすぐるんです。そこにパティがガツンと当たる。粗めのひき肉。しかも互いがよりそいくっつき、噛み応えのある肉の塊になっている。
肉がしっかり肉汁を蓄えたまま仕上がっているからでしょう…、ジューシーじゃない。
けれどそれは褒め言葉。ステーキが決してジューシーではないように肉そのものの食感、味をたのしめる。
底のバンズはパティの重みで潰されて脂を吸い込みしっとりしてる。蓋のバンズは乾いて軽くふっかりしてる。異なるバンズの食感が混じり合うのがなんだかたのしい。
サルサはピリピリ辛くい。トマトの酸味と自然な甘みが肉の旨みをひきたて、後口スッキリしてくれる。コールスローをザクザク食べてお腹もほどよく満たされる。食後のパイは小さな企みのため我慢しました。ちょっとのんびりいたします。