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日本のごちそう、うな丼にそば。
昼はひさしぶりに「大庵」でそば。
コロナ期間中、夜の集客がむつかしいから昼に力が入ってた。昼のメニューもほぼ夜と同じバリエーションで、一品料理がたくさん揃っていたのだけれど、夜のお客さまが戻りはじめて来たからでしょうか…。
昼のメニューがちょっと絞り込まれてしまってた。
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うな丼と半そばというセットに海苔を追加するのが好きだったんだけど残念ながら昼は提供しなくなってた。炭箱であたためられた風味豊かな海苔をうな丼やそばにちらして食べると粋でおいしいんだけど我慢しました。しょうがない。
お通し代わりの揚げたそば、そば茶に薬味のネギ、わさび。そばだれの入った徳利にそば猪口が次々運ばれてくる。そば猪口は蓋ではなくて徳利の中身を注ぐ器なんだってインバウンドさんにわかるんだろうか…、なんて思った。どうだろう。
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しばらく待ってそばにうな重。
肝吸いは後ほど持ってまいりますから…、というのでまず食べやすいようお膳の上をととのえなおす。
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そばを盛ったせいろを奥に、うな重の器を手前に置きいてそば猪口にたれ。
蓋をあけると蒲焼のおいしい匂いが立ち上がる。
鰻のサイズは少々控えめ。浅蒸し鰻でむっちりとした歯ごたえがあるのがボク好み。
ご飯にしっかりタレをからめてよそおっていて、どこか名古屋のうな丼みたいな風合いがある。
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そばは薬味を使わず食べる。だからネギとわさびを蒲焼の上にのせひつまぶしのようにたのしむ。
ネギのシャキシャキした食感にみずみずしさがうなぎの蒲焼のむっちり感を引き立てる。ネギの辛みが蒲焼のタレの甘みをさっぱりさせるのもいい感じ。
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そしてそば。ここのそばは硬めの仕上がり、歯ごたえが良い。タレは辛口。コクがあるのにすっきりとした後口で、そばの香りや甘みがひきたつ。
うな丼食べてはそばをズルリとたぐってうな丼パクリ。それぞれを半分ほど食べたところで肝吸い到着。熱いですからご注意ください…、ってひと言添えてそっと置かれる。
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確かに熱々。しかもくっきりとした出汁がおいしく肝も大きい。うなぎの蒲焼を食べ終えて残ったご飯にザザッとかける。サラサラ食べる。
蒲焼のたれが汁に溶け出して、脂も一緒に御飯にからむ。ご飯の粒のひとつひとつがスルスルコロコロ滑るように転がっていくのにウットリ。
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そば湯で割ったそばだれもお腹あっため、満ちました。