緊急事態宣言下でもやってらっしゃる、ありがたし。
おいしい牛たんを食べたいなぁ…、とそれで新宿駅構内の利久にくる。
このすぐ近所のルミネの中にもお店がある。けれどルミネはほぼ休業。けれど駅構内の飲食店はまだ営業中で、それでここ。
小さくちょっと屋台みたいな感じがあって、おいしいものが食べられそうな感じがボクはオキニイリ。
厨房の中を見渡すことができるカウンターに座って前をみるとお弁当のサンプルずらり。そういう時代なのでありましょう。
分厚い極み牛たんを2枚4切れ、定食にして山芋とろろの玉子抜きを追加しました。昔、牛たんは3枚6切れからだったけど手頃な値段でも食べられるよう2枚というのが加わった。お皿の上にはちょっとさみしく見えるけれども、実際食べると食べごたえがあり牛たんを食べたって実感がわく。
そもそも牛たん焼きって一体どういう食べ物なんだろう…。たまに無性に食べたくなるどこか中毒性のようなものがあって、味もさることならが食べ心地が独特だからじゃないかと思う。
ひんやりとした脂の感覚がおいしい予感をさせてくれる。ザラッとした独特の歯ざわりがあって、サクッと歯切れる。奥歯が感じる歯ごたえと他の肉にはない独特で多彩な食感。一味唐辛子をたっぷりお皿の片隅におきたっぷりまとわせ食べると牛たんのうま味がキリッとひきしまる。
テールの肉がホロホロ崩れるテールスープ。醤油を垂らして好みの味に仕上げるとろろ。麦のご飯をワシワシたべて、ほんの少量残したところに南蛮味噌をのっけてスープをかけてサラサラ。
麦のご飯が転がるようにお腹の中に収まっていく。さぁ、帰ろう。