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食べた後の指までおいしい立喰いの寿司

シティベーカリーと同じフロアの「立ち食い寿司根室はなまる」でお昼をつまむ。

カウンターに用意されてる紙に注文を書き込んで、職人さんに手渡し握ってもらうスタイル。
カウンターだけ、11席。
職人さんはふたりだから5人分の注文をひとりでこなすと言う仕組み。
なかなか贅沢。
しかもカウンターの奥には大きな厨房があり、鮮魚を刻々仕込んでる。
もっとも上のフロアの回転寿司の仕込み場もかねているから専用と言うわけじゃない。でも贅沢この上なき調理環境。寿司はテキパキ仕上がっていく。
どんなに旨いすし屋でも握り手のスピードに合わせて食べなきゃいけない店は好きじゃない。注文すればすかさず出てくるスピード感もすし屋の醍醐味。ここは好き。
まずイカに赤身にホッキ貝。

イカには北海道の山わさびがたっぷりのせられ甘みがひきたつ。噛めば噛むほどにねっとりとろける食感もよい。
ホッキ貝を食べたところで次の2貫。

蒸したエビに数の子が来て景色が変わる。
むっちりとして甘いエビ。サクサクとした数の子の魚卵がちらかり、赤身というには勿体ないほど脂ののったマグロはひんやり。脂がとけて酸味強めのしゃりと混じって消えていく。
ボクの食べるスピードがわかったのでしょう…、そこから一貫、また一貫。

バリバリ壊れて噛めばとろけるつぶ貝に、ふっくら煮込んで甘いつめをまとわせた分厚い穴子。

最後はトロたく。トロとタクワン、ネギを叩いて混ぜ合わせ握った一貫。パリパリこわれてとろりととろけるおゴチソウ。

〆て8貫、ちょうど良い。
「すしをつまむと指がずっとおいしい匂いになるのがいいね」ってタナカくんとふたりで言ってた。すしの名残の指の香りにニッコリしました。オキニイリ。


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