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なまずやなる鰻屋。白焼き、肝焼き、ひつまぶし。鰻三昧3点セット

岐阜のお昼に鰻を食べる。
「なまずや」という人気のお店。

強めの雨の降る寒い昼時でありながらお店はにぎやか…、ほぼ満席です。
この界隈に何軒か同じ名前のお店があってどこもが「分店」を名乗ってる。暖簾分けなのかチェーンなのか…、ここは「丸の内分店」を名乗ってる。
「白焼」「肝焼き」「ひつまぶし」の3点セット。

まず白焼がくる。

蒸さずに仕上げる地焼きの鰻。
表面に脂が作った泡がふいてて表面さくさく。噛むとざっくり歯切れてジュワッと脂が滲んで口が涼しく感じる。
タレをつけず醤油とわさびと食べるから、鰻そのものの味と風味を堪能できる。鰻の脂っておいしいなぁ…、ってしみじみ思う。

そしてメインのひつまぶし、それから肝焼き。

ご飯少なめでお願いしたけどおひつの中にご飯ギッシリ。

持つとずっしり重たくて蓋を開ければご飯の上にギッシリ刻んだ鰻の蒲焼き。
この色艶に照り。男前です、ウットリします。
肝焼きものせて、さぁ、食べる。

鰻丼、鰻重、蒲焼きご飯にくらべて、鰻とご飯の一体感があるのですネ…、ひつまぶし。
甘めのタレと鰻の脂、焦げた脂の風味がご飯と混じって口の中で混じり合う。パラっとご飯が散らかって焼けた鰻がサクサク壊れる。鰻の蒲焼き味のご飯を口を満たす感じがとてもたのしい。

薬味で味や食感を変えることができるところもたのしくて、まずネギにわさびをのっけてパクリ。ネギがシャキシャキみずみずしくて、シャキシャキクシャッ、ジュワッでねっとり、食感多彩。脂やタレがすっきり軽く味わえる。。
鰻の肝もバリッと焼かれてゴリゴリとした噛みごたえ。軽い渋みがタレの甘みをキリッとさせる。そしてむっちり、命を食べてるって滋養を感じてウットリします。

出汁をかけてサラサラ食べると味の印象がまたかわり、たっぷりのご飯があっという間にお腹におさまる。食べすぎちゃうのがうれしい悲鳴のオゴチソウ。


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