シーザーサラダにツナメルト、バナナモカパイ、オキニイリ
お盆の中日、日曜日。
タナカくんの好きだったものを食べようと思って「バビーズヤエチカ」にやってくる。
シーザーサラダのハーフポーション。ツナメルトをメインに選び食後にバナナパイという、ここで最高にオキニイリたちの組み合わせ。
感染予防対策のために姿を消してたケチャップくんとマスタードくんがひさしぶりにテーブルの上に戻ってた。
いつも使うわけじゃないけど「アメリカ的な食卓」の景色の中にはあってほしいもの。
だからこうしてあってくれると、ただただうれしい。
まずはコーヒーにミルクをたっぷり注ぎコクリコクリと飲んでお腹を温めながら料理がくるのをのんびり待った。厨房の中では体の大きなシェフが料理を作ってる。おいしいに違いないって思える景色にまたニッコリ。
ここのシーザーサラダは本当においしい。
バリバリ歯ざわり、歯ごたえ確かなロメインレタス。もったり濃いめのシーザードレッシングを丁寧に葉っぱ一枚一枚にまとわせ仕上げる。お皿に盛って上にクルトン、さらに粉末にしたパルミジャーノをたっぷりほどこし出来上がり。
ドレッシングを使っていないようにみえるほどそれは薄付き。けれど味はどっしり、しっかり。レタスの食感、みずみずしさが際立つような使い方。食べすすめるとお皿が見えてくるのだけれど、ドレッシングがお皿を汚すことはなく、つまりすべてがレタスの葉っぱにくっついて口の中へと運ばれている。シャキシャキシャクシャク、ゴキゲンに食べて残りがふた口分ほどになったところでメイン登場、ツナメルト。
ざっくりとしたパンで挟んだオイル漬けのツナ。
チーズをたっぷり一緒にはさみ、グリドルの上で焼き上げたもの。
マヨネーズ和えにしたツナがもったり、強いうま味と風味と一緒に口でとろける。
そこにチーズが拍車をかける。
ひと口ごとに口の中が潤うようなオゴチソウ。
しかもここのツナメルトには角切りにしたリンゴがゴロゴロ入ってる。それがシャキシャキ、他の素材がとろける食感を引き立てて酸味や甘みで味が整う。
簡単に揃う食材の組み合わせなのに、なんでこんなに特別でおいしい料理になるんだろう…、って思ってハフリ。
フレンチフライじゃなくてコールスローをサイドに選ぶ。随分大人になったものです(笑)。
甘くて酸っぱく、しかもザクザク歯ごたえとても力強くてシーザーサラダとはまるで違ったおいしさがある。や愛の世界って多彩で多様。ディルピクルスもオキニイリ。
そして食後の甘いもの。今日もやっぱりバナナパイ。
バナナパイをたのむとき「今日はどちらの?」って聞いてみる。カスタードとモカのどちらか一種類が用意されることになってて、どちらであっても結局たのむに決まってるけど、聞いてみたくて聞いてみる。
今日はモカ。「とけることがないチョコレートパフェ」って命名をした格別好きなオキニイリ。モカクリームとホイップクリームのコントラストがきれいな前面。その裏側はバナナゴロゴロ、魅惑的なる断面でクラクラしながらのんびり食べる。
好きだったなぁ…、って思い出し最後のひと口を空の向こうの彼に残した。お店の人には「全部食べるとお医者さまに叱られるから」って言い訳しました。ちょっと泣く。
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