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ピーナツバターのシュークリーム!
食べたくってしょうがなくなるお菓子のひとつがシティベーカリーの「ピーナツバタークリームパフ」。
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ピーナツバターが好き。
シュークリームも好き。
その両方が一度にたのしむことができるシアワセをこころおきなく味わいましょう…、とやってきました。
お店はにぎやか。ほぼ満席で入り口近くの柱に向かったひとりがけのテーブルにした。
自習室のデスクみたいで色気はないけど、大好きなお菓子に向き合うにはピッタリな席と思って選んだ。
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がっしりとした生地のパフ。
にぎりこぶしくらいの大きさでピーナツバター色のクリームが顔をのぞかす。
てっぺんにはアーモンドプードルのクッキー生地が焦げて砕けてパウダーシュガーと混じりあう。
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ずっしり重い。生地のクリームも、色合いまでもがずっしり重たい。ウットリします。
かなり大きい。
しかも生地が頑丈だからそのまま口に運んで食べるというわけにはちょっといかない。
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ナイフとフォークが添えられていて、切り分けながら食べることになる。
クリームパフのてっぺん中心にナイフを垂直にグサっとと入れて、エイや!とふたつに切り分ける。
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その断面のうつくしいこと。
そしてつくづく凶悪なること。ニンマリします。
ひと口大に切り分けてパクリ、ひと口。
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ウットリです。
まずクリームが独特。パンに塗るようなピーナツスプレッドとは違うんですネ。
ピーナツ味のバタークリーム!
どっしりしていてパフの中では硬く感じる。
ところが口に入れると体温でゆっくりとろけてなめらかになる。砕いたピーナツがコツコツ奥歯にあたってつぶれピーナツの香りが噴き出す感じがたのしい。
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生地だけ食べるとボソッとしてて、ピーナツバタークリームと一緒になるとほどよくとける。ほんの少しのしょっぱさと焦げた小麦の香りがピーナツバターの味や風味をひきたてる。
すごいカロリーなんだろうな…、って思うんです。でも甘さはやさしく口にもやさしい。だからパクパク食べちゃうの(笑)。
そして食べはじめると止まらない。
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コーヒーを飲むと不思議なことにカカオっぽい香りがするのね…、おそらくピーナツバタークリームとコーヒーの出会いがおこす化学反応。
生地は全部食べ終えて、ピーナツバタークリームにお皿に散らかる生地のかけらを集めてパクリ。
もう一個、食べたいくらいのオキニイリ。