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CITTI COFFEE の賢さに感心しました!

神保町に「COTTI COFEE」ができていた。

中国発のセルフサービスのコーヒーチェーン。
世界5番目の規模ってことらしいんだけど数字が不確か。まるで中国の経済統計のようで笑っちゃう。
ただドトールコーヒーよりも圧倒的に大きいということだけはたしかなようです。

昨年の夏、東大赤門前に日本一号店を作ったとき、日本上陸キャンペーンと銘打って全品399円のキャンペーンをやっていた。半年以上経った今もキャンペーンは実施中(笑)。なかなかの訴求力でございます。

東京大学を振り出しに西池袋、早稲田戸山キャンパス、高田馬場、上野公園と学生あるいは中華系の人たちが集まる場所を選んで出店しているというのが独特。
オモシロイ出店戦略って感心します。
6号店になるこの店も、神保町という学生の町。一貫してる。
人気№1というアイスココナツラテを選んだ。

多くの人がまず「Suicaで…」って言うのネ。
Suicaは使えないんですって言われると「じゃぁPayPayで」ってことになる。
キャッシュレスでと思った人は、じゃぁ、現金でってならないんだなぁ…、って思った。
ちなみにボクもApple Watchを突き出してSuicaと言ってPayPayにした。QRコード決済はちと面倒くさい。しかもコードをスキャンしなくちゃいけないのは本当に面倒くさくてすごくひさしぶりに使った。
って、これを書いてる間もSuica発PayPayのお客さまが2人続いた。中国にはSuicaはないからしょうがないか…、と思ったりする。しょうがない。

お店の人は中国系の人たちでよく教育されているように感じる。
商品ができると番号を呼ぶのでなく持って来てくれるのがありがたく、20席ちょっとの地いいさな店でそれほど混んでもいないからできることなんだろうけど、どんなに暇でも頑なに客を呼びつける店があるのを考えるととても親切。
悪くない。

そしてアイスココナツラテ。

カップに口つけひと口飲むとコーヒーが酸っぱくってちょっとびっくり。
あんまり好きじゃない味だったのね。
おそらくこれは混ぜて飲むものなんだろう…、とストローでかき混ぜ飲んだらこれがおいしい。
ちなみにここの飲み物は「甘い」というのが標準で、シロップ抜きにもできるけど甘くて正解。ココナツミルクのコクや風味を酸っぱいコーヒーがひきしめて本当においしい。

ストローは紙ストロー。
唇に張り付く感じが嫌だからそれは使わずカップに口をつけて味わう。
自然と鼻がカップの中に入って香る。
ピニャコラーダの香りがするのネ…、それがたのしい。
近所にあったらこれを飲みに来るだろうなぁ…、って思うおいしさ。

ところで彼らが399円という「キャンペーン価格」を売り物にするやり方
賢いなぁ…、と思いました。
どう賢いのかちょっと話をしてみましょう。


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