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神田淡路町のお昼のはしご、そばに押し寿司、〆ジュース

淡路町でお昼のはしご。
いぶし銀的飲食店が多く集まるこのエリア。
なかでもオキニイリの店を3軒選んではしごをたのしんでやろうと時間に余裕をもってくる。

まずは「神田まつや」でそば。

人気の店です。到着したのが開店の5分ほど前だったのだけどすでに行列。パラリぱらりと雨粒が落ちはじめる中、待ち客の数は増え続け開店と同時にほとんど満席。
海外からのお客様も数しれず。
「今日もせいろ大盛りでよろしいかしら」とお店の人から言われる常連さんもいれば、メニューを表に裏にとじっと眺めてなかなか注文が決まらぬ人もいたりする。
ボクは今日は「おかめとじ」にしようと端から決めていた。それで迷わずおかめとじ。しばらく待ってやってきた器の明るい蒼色に玉子の黄色のコントラストが麗しく、まず目がよろこびます。

かまぼこ、しいたけ、海苔、卵焼きをおかめの顔を模して並べた姿がおかめの由来でありつつ、このおかめとじ。顔が見えない!あたかも黄色いベールをかぶったおかめ。おしゃれであります。

玉子のベールを箸でどかしてめくると中から、分厚いしいたけ。厚く切られたかまぼこ2切れ、なるとに卵焼きとおかめの顔のパーツが次々転がりだして散らかっていく。そばと具材の間に敷かれた海苔がほどけてあぁ、髪の毛が散らかった…、って(笑)。

しっかりとした出汁を含んだ玉子がなめらか。人気の卵焼きも出汁を吸い込みしっとりふっくら。うっとりしながら器は空っぽ。1150円をテーブルにおいてお店の人に示すと、8月から外税になったんですって言われて恐縮。街は消費増税に向かって準備をしはじめた。

さて二軒目と歩いて1分ほどのところの「神田志乃多寿司」。
テイクアウトの売り場の下にイートインがあってそこで上方寿司を堪能します。

カウンターの上にズラリと並んだ押し寿司、巻きずし。丁寧に下ごしらえされたものを見事な手際で切り分けてお皿に並べてどうぞとでてくる。ファストな上に優美な料理。
穴子の太巻き、穴子の押し寿司。サーモン、小鯛にエビにサバの棒寿司。穴子のシャリは押しや巻きが弱めで穴子と一緒にとろける。エビや小鯛は強めの押しで、歯ごたえたのしくしたててくれる。

分厚い昆布で巻かれた棒寿司。昆布を剥がすとギラッと光るサバの色気たっぷりなコト。脂ものってプチュンっと歯切れてシャリと混じってとろけてく。甘露でござる、さて三軒目。

再び歩いて30秒ほど。「近江屋洋菓子店」ではしごの〆。
ケーキやパンを買って700円ほどの追加料金を払うと店内で食べられる。

ドリンクバー付き。コーヒーやココア、紅茶にくわえてフレッシュジュースが用意されててこれがたのしい。今日のジュースは小松菜とバナナのジュースに、イチゴ、それからパイナップル。サラサラとしたやさしいのどごしに体が潤う。

主役はサヴァラン。ふっかりとした生地がたっぷりラム酒混じりのシロップ吸い込み、ホイップクリームの中にはレイズン。みずみずしくてラム酒のおかげで口の温度がヒヤッと下がる。なのにお腹があったまり元気もでます。さて仕事。

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