とろぉり卵の玉子チャーハン
新宿区と渋谷区の境目あたりにある「永楽」。
昔近所に住んでいたことがあって、当時に比べて随分店はきれいになって、けれど繁盛ぶりは昔のまんま。
近所にあまり飲食店がないということも手伝って、近所の住民、働いている人。年齢性別問わぬ人たちが次々来店。テイクアウトの人も多くて厨房の中はてんやわんやの大忙し。
タナカくんがおいしい!って感心してた玉子チャーハンを選んでたのむ。
ハーフサイズのワンタンがあるというので、スープの代わりのお供にします。
玉子チャーハンには卵を混ぜ込んで作ったものと、卵をなんらかの形で上にのせたものの2種類がある。
ここのは後者でチャーハンの上にとろとろに仕上げたスクランブルエッグ状の卵をトロンとのっけてやってくる。
チャーハン本体も卵とネギを炒め合わせた卵チャーハン。それだけ他食べても十分おいしいチャーハンで焼ききれたご飯がパラリと口の中を散らかる感じがおゴチソウ。
とろとろになった卵は油をたっぷり吸い込んでつくづくなめらか。卵の味わい、風味がなんともおいしい。昔、こういうトロトロ卵は好きじゃなかった。だからタナカくんが食べてたときにはちょっと味見をした程度。今はこういう卵も大丈夫。
チャーハンと一緒に口に運ぶと、舌の上でご飯ととろとろ卵が混じり合いスベスベスルスル、ご飯の粒が口の中を転がるような感じがおいしい。あのときの彼もこんなふうに感じて「おいしい」って言っていたんだろうなと思う。
ラーメンスープに海苔にチャーシュー、ナルトに小松菜。ネギが散らかりツルツルプルプルのワンタンが6個も泳ぐハーフワンタン。
これまた絶品。ハフハフスルスル食べてたらザ・ビートルズの「イン・マイ・ライフ」が流れてきました。好きな曲です、ちと切ない。
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