甘いものはちょっと我慢して帰ろうか…。
家に帰る途中でコーヒー。オールシーズンズコーヒーによる。
ショーケースの前にある二人が横に並んで座ることができる席に座ってエスプレッソトニックを飲む。
二人で最後に来たときに、この席に座ってボクはエスプレッソトニック、タナカくんはアイスコーヒーをぼんやり飲んだ。
彼はいつものようにボクの左側に座ってネ。目の前のショーケースの中をじっと見ていて、それで甘いものは食べなくていいの?って聞いた。そしたらしばらく考えて、我慢するっていってアイスコーヒーにミルクも入れずに飲んで帰った。
階段をゆっくり降りながら「次に来たときはプリンを食べようネ」って言ったらうなずいて、ゆっくり家に帰ってそのまま。プリンを食べる約束は果たせずじまいとなりました。
悲しさと寂しさが蓋をしていた思い出が、最近、ちょっとしたきっかけで湧き上がるようにやってくる。思い出すのも供養することと思うことにする。オキニイリ。