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梅園の豆かんは飯代わり…。
浅草でお参りしたら甘いもの。
甘味処の梅園に来る。
仲見世のようなメインの通りには人が溢れているけれど、一本裏に入るとやっぱり静か。ほとんど人が歩いていなくて、寂しいと言うよりホッとする。
路地のはるか向こうにスカイツリーがそそり立つ。なんだか不思議な緊張感をたたえた景色。一年前には見ようと思っても観ることができない景色にココロ震える。
お店に入って最初に注文。食券もらってテーブルにつくという仕組み。
梅園と言えばあんみつとあわぜんざいが有名で、けれどボクの気持ちは豆かん一択。迷わずそれを注文しテーブルにつきお茶をもらってのんびり待ちます。
間もなくやってきたこの豆かん。
圧倒的なボリュームに何度見てもウットリします。これで十分一回分の食事になってしまいそうなほどの量感で、しかも豆が多くて寒天がほとんど見えなくなっている。闘争心が沸き立つ一品。
黒蜜をたっぷりかける。
甘い。
こってりとしていて香りがちょっと香ばしい。
カラメルみたいな感じの黒蜜。
ちなみに瓶詰めのさくらんぼうが一個ついてくるのだけれど、一緒の友人がフルーツだけは苦手な人で、彼の一個ももらって仲良く2個飾る。
グルングルンとスプーンで器の上下をかき混ぜ、やっと寒天が顔をのぞかす。
ちょっと硬めでコリッとした寒天です。豆も硬めに煮られてて甘味を食べてると思えないほど口の中はにぎやか、そして噛みごたえがある。
寒天がクチュンと潰れ、豆がホロリと崩れて混じり合う。豆のほのかな甘みと塩味。寒天の海の香りがおいしくて、食事の後にも関わらずすべてお腹に収まった。さくらんぼもおいしく食べて、さてまた散歩を店を出る。