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看護師・理学療法士その他の専門職の役割 社会福祉士国家試験対策 保健医療サービスNO.14

今回は、看護師、理学療法士等、それぞれの専門職について、重要なポイントを見ていきます。

1.看護師

世間一般に言われている看護師ですが、実際には2種類あります。

看護師と准看護師です。准看護師の誕生は、第二次世界大戦後にさかのぼります。戦後復興のなか、病院の整備が急ピッチで進められ、そこで働く看護師も多く必要とされました。しかし、当時は高校へ進学する女性が少なかったわけです。ですから、高卒資格が必要な看護師は思うように増えなかったんですね。そこで、学歴要件を中学校とする准看護師が創設されたわけです。

看護師は、厚生労働大臣発行の国家資格になります。これに対し、准看護師は、都道府県試験の合格を経て、都道府県知事発行の免許を受けます。国家資格ではありません。

それから、看護師と准看護師の業務内容としては、いずれも患者のケアですが、准看護師は、看護師とは異なり、自らの判断で業務をおこなえず、「医師・歯科医師又は看護師の指示を受けて」業務を行います。

看護師と准看護師は、業務独占であり、名称独占の資格になります(保健師助産師看護師法第31条、第32条、第42条の3第3項、第4項)。

第27回第74問の選択肢では、「保健師・助産師・看護師などに関する問題で、看護師とは、都道府県知事の免許を受けて、傷病者もしくはじょく婦に対する療養上の世話又は診療の補助を行うことを業とするものをいう。」との内容の正誤が問われています。

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