行政が関係する福祉サービス供給の方法 社会福祉士国家試験受験対策 福祉行財政と福祉計画
1.福祉行財政と福祉計画という科目について
これから福祉行財政と福祉計画の学習を始めます。
この福祉行財政と福祉計画という科目を分割すると、行政、財政、計画になります。
この科目は、普段聞き慣れない言葉が出てきますので、ちょっと苦手だなと思っている人がいるかもしれません。ですが、ソーシャルワークは、必ず福祉行政、つまり福祉制度や福祉政策と関係します。どういうことかと言いますと、ミクロレベルのソーシャルワーク実践は、政策、制度を使いこなして、利用者を支援していきます。メゾレベルのソーシャルワークは、関係機関と連携して、地域支援を作り上げていきます。マクロレベルのソーシャルワークは、制度、政策そのものですよね。こうして考えますと、福祉に関する行政、その裏付けであるお金のこと。そして、実施のための福祉計画について学ぶという、福祉行財政と福祉計画という科目は、ソーシャルワーク全てに関係する科目横断的な科目だと言えます。ですから、この科目を学習することは、他の科目にもかなりプラスになるわけです。確かに難しい科目です。しかし、他の科目にもかなりプラスになるという、とても学習しがいのある科目だと思います。
また、その時々の経済の状況というのが、その世論であったり、あとは政治を大きく動かしておりますよね。で、その政治によって財政や予算なども変化していきます。そして、その財源を根拠として、各種福祉の計画が策定され、その計画に基づいて、今度は実際の福祉サービスが提供されていくわけです。で、そのサービスについては、やはり利用者の利用料などの費用負担などにも大きく関係してきます。ということで、実は、我々の日々の生活とか、あとは福祉サービスの提供に多大な影響を与えているのが、行政とか、財政とか、福祉計画になっています。そういう意味でも、この分野をしっかりと理解できるようにしてください。
2.行政が関係する福祉サービス供給の主な方法について
では早速内容を見ていきたいと思います。
まず、行政が関係する福祉サービス供給の主な方法についてやっていきます。ここは、福祉行財政の中で最も大事で、かつ、混乱しやすいところでもあります。
行政が関係する福祉サービス供給の方法については、いくつかの種類があります。主なものは押さえておく必要があります。今回は、主なものとして、4つの方法、つまり、措置制度、選択利用制度、公的契約制度、利用契約制度を取り上げます。
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