解答・解説速報 第36回社会福祉士国家試験 就労支援サービス、更生保護制度
問題143
次の記述のうち、就労定着支援に関する説明として、最も適切なものを1つ選びなさい。
1 特別支援学校を卒業したばかりの新卒者の職場定着を支援する。
2 支援は、障害者が通常の事業所に雇用される前から開始される。
3 支援は、最大6か月間提供される。
4 支援の内容には、生産活動の機会の提供を通じて、知識及び能力の向上のために必要な訓練を供与することが含まれる。
5 支援の内容には、障害者が雇用されたことに伴い生じる日常生活又は社会生活を営む上での問題に関する相談、助言が含まれる。
解説 難易度3
選択肢1は、✖
就労定着支援の対象は、就労移行支援とか、就労継続支援などの利用を経て、一般就労へ移行した障害者ということで、就労に伴う環境の変化によって日常生活、社会生活によって生活面で課題が生じている人が対象になります。
そういった就労移行支援事業所等を経て就職した人が就労定着支援の対象になりますので、特別支援学校から直接に就職した場合にはこの事業の対象として予定されていません。
選択肢2は、✖
就労定着支援は、就業後のフォローアップとして、就労に伴う生活面の課題に対応できるように、事業所や家族との連絡、調整の支援を一定の期間にわたって行なうというものです。
例えば、就労定着支援員の事業所の職員が、障害者が就職した後の企業を訪問し、面談を行うといったものになります。
選択肢3は、✖
就労定着支援の利用期間については、就労移行支援とか、就労継続支援などを経て、就職した場合は、就職して半年間は元いた事業所で職場定着支援を受けることができるので、半年経ってから新たに就労定着支援事業所と契約を締結して支援を受けるということになります。
最長は3年間になります。ですので、就職の時点から考えると、就職後3年半まで使えるという制度になります。
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