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働くという楽しみを味わう人生について

子供の頃、「将来なりたい職業は?」と聞かれたら、多くの人が専門職と呼ばれるような職業を答えたのではないでしょうか。スポーツ選手、パティシエ、科学者、歌手、イラストレーターなど、キラキラと輝く夢のような職業への憧憬は、誰もが一度は抱いたことがあるでしょう。

しかし、現実はどうかというと、(推定)8割以上の人がどこかかしらの会社の事務職に就き、専門性を活かした仕事をしている人はごく少数です。50年以上前の時代と比べても、この状況は大きく変わっていません。

私は、このギャップに少し違和感を感じてしまいます。子供の頃の夢とはかけ離れた事務職に就き、同じ会社で同じ仕事を続けることが、果たして本当に「働く喜び」と言えるのでしょうか?

仕事の楽しみとは、様々な業界のことを知り、経験することにあると私は考えています。一つの道を長く極めることだけが、人生の豊かさにつながるわけではありません。むしろ、事務職であればこそ、様々な会社や業界を経験することで、より多くのことを学ぶことができ、自分自身の可能性を広げられるのではないでしょうか。社会は子供の頃に漠然と思っていたのとは違い、とても広く、複雑でした。だからこそ、面白い(興味深い)とも思います。

ドラマ「ブラッシュアップライフ」では、主人公が何度も人生をやり直し、様々な職業を経験することで、自分にとって本当に大切なものを見つけていく姿が描かれていました。

もちろん、現実社会では、ドラマのように何度も人生をやり直すことはできません。しかし、社会がもう少し寛容になり、職業を変えることに対する抵抗感が減れば、多くの人が自分自身の可能性を追求し、働くという楽しみを味わえる人生を送ることができるようになるのではないでしょうか。

「一つの会社で勤め上げるのが美学」という考え方は、もはや時代遅れです。人生100年時代と言われる現代において、私たちはより柔軟に、より自由にキャリアを築いていくべきではないでしょうか。

働くということに対する固定観念を捨て、自分にとって本当に大切なものを追求することで、私たちはより充実した人生を送ることができるはずです。

次はどこで何をして働こうかと思い描く日々を過ごしています(こういう時間も楽しい)。

以上です。

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