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【ネタバレ無】任天堂好きにはぜひプレイをお勧めしたい「EASTWARD」

こんばんは、初めましての人は初めまして! 普段はVOCALOIDに関する記事をたくさん書いているさかじょんと申します。

今となっては賃金労働者である私ですが、小学生~中学生の頃からずっとゲームとボカロ音楽を趣味の2本柱としてきました。
初めて買ってもらったゲームはゲームキューブの「ピクミン2」です。それ以来ピクミンはずっと好きです。

さてさて、2021年発売のインディーズゲーム「EASTWARD」を、Switch版でとりあえず1周クリアしました。

先日のセールで買ってプレイした身なのでちょっと肩身が狭いですが、現時点の感想として「めちゃくちゃ良かった!」ので、買うか迷っている人などいればご参考にいただければと思います。

本記事はいちファンの自発性によるもので、PRではありません。

基本的にトレーラー・既出公式動画にある内容からのレビューとなるのでネタバレはないはず。もう少しやりこんだ後に、ネタバレ含む考察記事なども別途書きたいですね~。

EASTWARD(イーストワード)について

パブリッシャーはChucklefish、デベロッパーはPixpilという海外の会社です。Kakehashi Gamesがローカライズと日本での販売を手掛けています。
プラットフォームとしてはPC・Mac・Nintendo Switchで、ニンテンドーeショップ・Steam・Humble Store・GoG・Epic Game Storeで発売中とのことです。

前々から「Indie World」などで気になっており、PVを見た時から、その「MOTHER感」から「面白そう!」と思っていました(実際、MOTHERをはじめとする任天堂ゲームに大きく影響を受けていると公式が述べているようです)。

(3分5秒あたりからEASTWARDのパート。この時点では2020年配信となっていますが、結局2021年発売になったんですよね~ただそれだけのクオリティはあります)

ジャンルとしてはアクションアドベンチャーという感じで、体力上限や武器を強化しつつ、「ジョン」と「珊」を切り替えて敵と戦ったり、ギミックを解いたりしながら進んでいきます。この切り替えは「マリオ&ルイージRPG」や、2以降のピクミンなどに通ずるものがある気もします。

公式トレーラー(https://youtu.be/8CxJpEVhsbk)より

全体的な難易度としては、ゲーム初心者にとってはちょっと難しめくらい。ボス戦含め、ところどころ難所があります。ボスの倒し方に気づくまでが難しいのと、タイミングを合わせるアクションも随時必要です。ただ回復アイテムをたくさん持ち込んでごり押しもできます。

ボリュームは、インディーゲーム・この価格帯としては結構大きめで、私が少し丁寧めにやっていたのもありますが1周に20時間弱かかりました。毎回新しいエリアについてマップを開くたびに「マップが広いんじゃ!」って思っていました。

ただ、実績やアイテムは全然コンプリート出来ておらず、2周目をもう少し丁寧にやっていこうと思っていますので、もうしばらくは遊びそうです。

EASTWARDのよかったところ

世界観

「無口なおっさんと天真爛漫な少女が荒廃した世界を旅しながら魅力的なキャラクターとの出会いを果たしていく」ってだけでイイ感じですよね! 好き!

Indie World 2019.12.11(https://youtu.be/Sjosqi8m2iI)より

ただ、最終的なストーリーとしては純文学のような難しさもあり、私もまだ深く考えきれていません。理解を深めるためにも2周目をやりたくなるようなゲームとも言えます。

グラフィック

繊細美麗なドット絵です。ただ、ドットにとどまらないエフェクトなども随所に使われており、非常にきれいです。

個人的には、冒頭の地下世界からジョンと珊が地上へと向かっていく際の、「日光が差し込む草むら」の描写が忘れられません。
それまでの地下世界は、どちらかというと茶色~紫といった色使いでまとまっているのですが、そこからその「草むら」によって一気に世界が広がっていくことを感じさせられました。

また、ストーリー進行でそれぞれ拠点となる街もかなり良いグラフィックです。明らかに日本をモチーフにした街もあり、かつての電気機器メーカーらしきロゴやそれっぽい映画広告など、かなり細かく作られています。

音楽

いわゆる全体を通して「ピコピコ」寄りの音楽ですが、非常に表情豊かです。ボス戦の音楽やイベントの音楽なども「ここぞ」とかっこいいですが、「いつもの」音楽が流れてくれた時の安心感も結構好きでした。のどかなときにいつも流れる音楽があり、それが聴ければ心を休めて大丈夫だ~という感じで……笑

細かいところ

①左下のアイコン
トレーラーにも映っていますが、左下のジョンと珊のアイコンがめちゃくちゃ良くないですか!?

ジョンはばちこりかっこいいし珊はイキイキとしていてかわいい

②システム
発売後にアップデートで追加されたシステムとして、「ファストトラベル」や「チャプターセレクト」も良い感じです。

ファストトラベルは街マップ内でワープができる機能、チャプターセレクトはクリア後にデータを引き継いで特定のチャプターをプレイできる機能ですが、「古き良きゲームの雰囲気」と「今風の便利なシステム」のハイブリッド感に感心していました。

③コントローラーの振動
私はとっても感心したところなのですが、コントローラーの振動の使い方が上手! 「振動の使い方」ってなんやねんと思った方、プレイすれば必ず気づくと思います。ドキドキしますよ。

④キャラのモーション
ドット絵ながら、キャラが非常にイキイキと動きます。別の方のレビューでも見かけましたが、アイテムを取得したときの珊のモーションは本当にかわいい。あと、ジョンと一緒にいるときと離れている時で珊の表情が違うんですよ! すっごい細かいけどかわいい!

⑤各ショップのアイコン
各ショップには、商品リストの右下に固有のアイコンが存在します。ストーリー的に前に戻れない仕様なので、遡って見直すことはできないのですが、非常に個性的でお店の個性が垣間見えます。ぜひ注目してみてください!

パロディ

最後に、このゲームにはMOTHER・ゼルダの伝説といったゲームのパロディが含まれます。任天堂ゲームとともに育ってきた人間としてはその点も非常に楽しめました。

私が気づいたパロディを文面(画像なし)で書いておこうと思うのですが、人によってはネタバレと思えるかもしれないので、気になる人はぜひここまでで、楽しみにプレイしてみてください!

気にしない方はちょっと見てみてからプレイするのも面白いと思います!
ここまで読んでいただいた方はひとまずありがとうございました!







気づいたパロディについて

MOTHER

①フライパン
ジョンの唯一の非消費武器はフライパンですが、これはMOTHER2に登場するポーラと同じです。冒頭に近い箇所で「勇敢な少女」というワードも登場し、より意識されます。

②セーブシステム
これパロディとまで言えるか微妙ですが、MOTHER2では、黒電話や公衆電話を使ってお父さんに電話をかけることでセーブができた一方、EASTWARDのセーブは冷蔵庫で行います。各地の冷蔵庫は固有のセリフがあり、それもちょっと面白いです。

③コンティニュー画面
かなりそのままMOTHERです。

④章と章の間の文章演出
章が切り替わる間に、ストーリーに関する文章が出てきます。これも多分MOTHERにあった演出だったと思うのですが……(ちょっと記憶が曖昧)。

ゼルダの伝説

料理
攻略に欠かせない料理ですが、料理の演出は明らかに「ゼルダの伝説ブレスオブザワイルド」の料理演出をパロディしていると思います。食材の跳ね方、出来上がり時の湯気の出方など!

謎解きした時の音
ゼルダでもギミックをクリアした時などに「テレレレレレレレーン」が鳴りますよね。それにちょっと似た感じの音が鳴ります。

ハートジュエル
4つ集めると体力上限が1つ増えます。ハートのかけら×4→ハートのうつわと同じです

その他

映画館に「ゴーストバスターズ」のポスターが貼ってあったり、NPCがUndertaleの「フラウィ」らしき絵を見せてくれたり、ロボット工場にゲームキューブが置いてあったり!

私が1周では気づけなかったパロディもまだまだあることと思います。
もっと丁寧に2周目をやっていこうかな~と思っていますし、また別途ストーリー考察もできればと思います。

ここまで読んでいただいた方、ありがとうございました!
気になっている方はぜひプレイしてみてくださいね~! そしてストーリーを考察しましょう! ではでは。

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さかじょん
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