蜻蛉(せいれい)ごっこ※ルビ機能テストです
朝晩ひんやりしてきた。 衣替えをしよう。
衣服の、ではない。手ぬぐいの、である。
私の 衣服はユニクロか無印良品、 ワークマンである。 実用第一、経済第ニ。そもそも衣替えするほどの枚数はない。ロストジェネレーション 第一世代だもの、しかたがない。
ただそれではあんまりな人生ではないか。
せめてもの彩りに、
私は手ぬぐいを かばんに一枚、忍ばせる。
四季折々の風物を手元で楽しむ。
春は桜、梅雨には紫陽花、 夏は朝顔…
深緑の地色に、白いとんぼの飛ぶ手ぬぐいは洗濯機へ。
かわりに生成色の地に赤、橙、赤茶のとんぼが並ぶ手ぬぐいを出してきた。
これもあと十日くらいでおしまいかな。
次は秋 。栗、どんぐり、紅葉、イチョウ…
本稿は静岡県立浜松北高等学校の生徒会誌「蜻蛉」のパロディーです。ルビといえば蜻蛉。私が生徒だったのは30年以上も昔の話ですが、今もルビが本文みたいなことやってるのかな?
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