見出し画像

2022年10月の園だより

「学童をつくりたい!」

学年の半年が経ちましたね。入園時には泣いて、保育者から離れずにいた子どもたちも、しっかり自分の足で歩き始めています。子どもの成長はいつも前向きで励まされることばかりです。

すっかり秋になりましたが、卒園児の親たちは、この夏をどう乗り切ろうか必死でした。学童という仕組みがありますが、どうやら学童も学校によっていろいろ違うようで、放課後も決められた時間に決められたことをやり、遊び方にもルールがあり、自由に動けない子どもたちはストレスを感じて行きたがらなくなることも。学童がいやならもう通うところがない!というのも社会の現状です。夏休み中、仕事をお休みするわけにも行かず、高い月謝を払って塾や習い事を繋ぐこともできません。さてどうしたものか。

在園時につくったLINEグループに、そんな悩みを日々交わしていた保護者たちは、「だったら!」と立ち上がり、学童カレンダーを作り、各家を学童の教室として開放してくれるということが起こりました。仕事がお休みの日は「うちにおいで〜」とカレンダーにシフトイン。私は預けるばかりだったのでほとんどお手伝いできませんでしたが、この思い出は一生忘れないなと思い、ここにも記しておきたいと思います。(とは言え、また冬も来年も同じ問題が、、、)
ということで、できるだけ近いうちに『学童(=子どもたちの居場所)を作りたい!』とここに宣言します。まだ物件も定かではありませんが、もし「私も何かお手伝いします〜」とおっしゃってくださる方がいたら、ぜひ声をかけてください。思いを共有できるだけでもありがたいです。これからの子どもたちのためにも。

社会は目まぐるしく変わり、子どもを巡る環境もどんどん変わっています。数年前には待機児童問題と言われていた時代はもう終わりを迎え、今は、建てすぎた保育園の空きスペースをどう使うか、という保育園が淘汰され多機能化される時代に。必要なものを上手に生み出しながら、長く続けていく知恵をつけていきたいと思います。それには保護者や保育者のみなさんの力がとても大事です。保育園に関わって、ぜひ園を活用してください。

いいなと思ったら応援しよう!