かたづけることを学ぶより、居心地がいい空間を長く体験して、その空間を作っている過程を見せる
ムンは保育園でも”ポイポイ丸”と言われているくらい、ポイポイと物を投げる。どんな物でも持ち上がるものは投げようとするので、一度大きな石を持ち上げて投げようとして重すぎて投げられずそのまま足の上に落としそうになったり、飲み終えてない牛乳が入っているグラスを投げたり、納豆を投げたり(飛ばないけど)、何でも投げようとする。
そんなことで、家中、物や液体や粉(ネバネバも)が散乱する。幸い、フランクも私もかたづけが好きな方なので、子どもが散らかしたものをできるだけその日中にはかたづけるようにしている。というか気になるのでかたづけてしまう。
保育園では自由と責任はセットなので、1歳でも自分で出したものは自分でしまうように、その子が、元の位置に戻しやすいのような環境設定を行い、きちんと整理整頓すると自分もみんなも気持ちがいいよね、という秩序を学んでいて、気が向くときはやっているようだ。先日そんな姿が垣間見れてなんだか嬉しかった。
保育者「ムンちゃん、ポイポイポイポイせんよ。つみきの籠になおしてね」
ムン「ペイペイペイペイ」(と言いながらつみきを籠にしまう)
モンテッソーリを少し学んだこともあり、秩序の敏感期があるのだなぁと意識もしているが、子どもにかたづけを学ばせるなんて、まぁそう簡単にはいかない。そもそもそんな考えがある方が疲れる。むしろ、秩序の敏感期があるとすれば、その短い期間(とはいえ、数年あるけど)にどれだけ居心地がいい空間で過ごせたか、という体感で、その行動に結びつくのではないかと思う。
とは言え「散らかしたらかたづけて」と言ってしまうのだけど、もうちょっと成長する間、我慢して、ママもペイペイせんように(物を増やさない)気をつけないとな。
備忘録)ムンはちょうど1歳くらいから物を投げ始め、1歳8ヶ月で並べたり、出したものを同じ箱に入れ始めた。それまでは私がかたづけていたけど、時折それを眺める姿もあった。眺めているときは決まって、かたづけ最中に怒り狂って、かたづけたものを投げたり全部ひっくり返したりしてた。モンテでは玩具箱に種類が違う玩具をどばっと入れるようなことはしない。大事な玩具を大事にされてないような入れ方だと気になって腹が立つだろうし、入れる場所が毎回変わる場合は、どこに入れたらいいかわからないのでかたづけ方もが理解できないのもなんとなくわかる。子どもの成長には親の美的センスも問われるんやな。まずは断捨離か。(スーにママは“ステステ名人”と名付けられてショックを受けたばかりだけど。フランクは何でも取っておいてちゃんと活用する人だから、それと比べられた)