2021年7月の園だより
園でおもちゃを仕入れさせてもらっている『つみきや』さん主催で、「つみき高さ積み世界記録(18.4m)に挑戦!(@天神イムズ)」が先日、開催されました。1日目は7mくらいまで積み上げられ、2日目で世界一を達成するという計画。そもそも日本一の記録を以前イムズで達成されていて、今回は、イムズが無くなる(風がない吹き抜けの場所が無くなる)ということもあり、ギネス認定のために準備されていたりと、弊社アルバスもチラシ作りのお手伝いをしながら、その挑戦を直近で見させてもらいました。初日の現場に子どもを連れて行きましたが、わけがわからず傍観している様子。離れがたい現場だけど、私たちは何もできない。1時間もいなかったけど、私は、「翌日の世界一を見届けたい」と強く思いその場を離れました。翌日、youtubeでライブ中継があると知り動画を立ち上げ、子どもたちと釘付けなりながらこんな会話が生まれました。
娘:「何でずっと積み木積んでるの?」
私:「なんで積んでるんやろう」
娘:「なんもならんよ」
私:「でもスーはずっと動画見てるよね。何で見てるの?」
娘:「なんか見てしまう」
私:「見てしまうよね。応援したくなるー」
娘:「なるね」
世界一に挑戦とは言え、特に何か目的があるわけでもない。むしろギネス認定人を呼ぶために200万円もかかったり、それ以外にも足場を組んだり(それにもお金がかかる)、18.4mまで高くするための構造を設計士と考えたりと、そのプロセスには沢山のご苦労があったはず。高く積み上げたい!ということ以外に何の意味もないけど、一所懸命やっているその姿になぜか応援したくなるし、感動する。このつみき積みのプロジェクトを振り返りながら、効率追求・目的重視の現在の社会と反する行動だなと感じつつ、好きや好奇心で続けることが、何だか愉快で、楽しい時間となり、知らないうちに誰かを惹きつけているって素晴らしいなと思いました。「つみきや」さんのような、真面目で面白い大人が増えていくと、きっと社会は変わるような気がして、その挑戦に今でも「ありがとう!」とエールを送りたい気持ちです。