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はけの森の生きものたちをつくろう

はけの森美術館「小山敬三展」関連企画アニメーションワークショップ

2022年8月6日 土曜日 くもり

 デコボーカル上甲トモヨシさんの声かけで活動をはじめた「はけの手アニメーション」。小金井市在住のアニメーション作家を中心に、アニメーションを通しての地域活動や、短編アニメーションの普及を試みています。
 活動3年目を目前に「はけの手アニメーション」らしいワークショップをすることができました。

はけの手アニメーション


はけの森美術館

 小金井市立はけの森美術館夏休み開催「小山敬三展」の関連企画として設けられた1日限りのワークショップ。題して「はけの森に住む生きものたちをつくろう」を開催しました。

はけ
立川から世田谷へ続く「国分寺崖線」を、小金井あたりでは「はけ」と呼びます。湧水も豊かで自然あふれる「はけ」の中に「はけの森美術館」はあります。

> はけの森美術館 > 「小山敬三」展


ワークショップ
 「はけの森美術館」で「はけの手アニメーション」が「刷毛(ハケ)」を使って、はけの森の生きものたちをつくるワークショップを企画しました。
 「はけ」の森の中に立つ美術館で、小金井の自然を感じ、学んでもらいながら、自由に発想し、作り、動かす。この地域に暮らしているからこそ楽しめる内容にできたらと思って企画しました。
 生きものを作る素材には、はけの森の落葉や枝を。絵具の水は、美術館傍のはけの小径の小川の水を。生きものを考えるために「野川"水辺の生物ノート"」(リンク:まろん通信)を参考に。

「はけ」にちなんで「刷毛」をボディに
はけの森の落葉の素材
はけの小径を流れる小川の水をバケツに汲んで
野川の生きものを学びながら
はけの森をイメージした背景美術

 ① はけもんづくり
 まずは、刷毛とはけの森の水や葉や枝、他、いろんな画材を使って「はけのいきもの」通称「はけもん」づくり。

② コマ撮りアニメーション
 葉っぱや好きな画材を使って「はけもん」を作ったら、今度はコマ撮りアニメーションで実際にどんなふうに動くかを考えながら撮影していきます。

③ 音も録音
 最後に生きものの鳴き声や足音などを録音しました。

④ 映像公開
 作った「はけもん」はお持ち帰りで、撮影したアニメーションは後日編集してYoutubeで公開いたしました(巻頭映像)。
 みなさん、とても楽しんでいただけたようで、また次の機会を探っていきたいと思いました。


 今回、企画を進めるにあたり、小金井市にある東京学芸大学の学生さんにもお手伝いいただきました。参考作品の制作やワークショップのアシスタントなど、こうした機会を通して、若い作り手も紹介しながら、それぞてのやりたいことを重ねながら、地域のさまざまな人たちともつながりを作っていけたらと思います。

 そして、その地域、その土地の土や石、草木や水などで、作品を作り出したり、そういったものづくりを通して、地域の良さや暮らしの知恵に気づいていくようなワークショップやものづくりなどを、また考えていきたいと思っています。

ワークショップ企画・映像制作:はけの手アニメーション
映像音楽・ミックス:オオノトシヒロ
協力:小金井市コミュニティ文化課/東京学芸大学/鈴川杏奈・大関杏野・辻本大智・渡辺瞳・笠利瞭・森川詩乃(東京学芸大学教育学部教育支援課程表現教育コース生)
企画:小金井市立はけの森美術館