【佐賀】 女子三人旅(二)図書館となりのおしゃれランチ
二日目の女子三人旅は、オシャレなランチから始まった。
Jちゃんが案内してくれたのは、佐賀県立図書館に併設してあるお店で、〔days kitchen〕という名前。
調べてみたら、残念ながら今はもう閉店したらしい……。
とは言え、図書館に寄ったついでに、こういうお店でくつろぐのは、とても優雅で憧れたりもする。
ま……実際の日常では、図書館で本を借りたらすぐに帰宅するとか、慌ただしく過ごすのがオチだろうから、あくまでも「憧れ」ににすぎないけど。
ご飯は、五穀米。
体にいいもの、をコンセプトにしている。
カレーもまた、五穀米。
帰り際、ここでは柚子胡椒と、抹茶のジェノベーゼを買い求めた。
特に抹茶のジェノベーゼは、パンや、小麦粉の薄焼きに塗ってもよかったし、わたしならではの食べ方として、キャベツ一枚に塗りたくり、それをまるめてバリボリ貪り喰うのもよかった。
オシャレな食べ物でも、非オシャレ系な食べ方をしちまうのが、わたしらしくて、嫌いじゃない。
お店の外へ出てもテンションはMAXで、Oちゃんがめっちゃはしゃいでいる証拠写真を見るにつけ、つい、にやにやしてしまう。
かく言うわたしも、OちゃんやJちゃんが撮った写真では、まあ……はしゃいでいたろうね、うん。
◯
佐賀は、どうも地味なイメージがあるようで、昔、とある出身芸人がそれをネタにしてたこともある。
でも歴史好きなわたしとしては、
「佐賀は、技術面ですごい土地で、幕末では一足先に明治維新を迎えてたって言われてるほどだよ!?」
すごく、異を唱えたい。
自虐ネタは、それが他の人のことであっても、あまり楽しめない。
そういう文化面で先進的なものを誇っていた土地だけに、特色のある発展をとげていた訳で、その一つが〔佐賀錦〕だと思う。
佐賀02おひなさま03
Jちゃんに案内されるまま〔佐賀市民俗資料館〕へおもむいてみた。
ここは7つの建物から成る文化財の集合体みたいなものらしくて、特に印象深かったのが、たぶん〔旧福田家〕だったと思う。
ひなまつり期間の真っ最中ということで、もうね、敷地内のあちらこちらが、おひなさまだらけ。
ひな壇を背景に3人ならんで写ってる写真を見返すと、みんな、すごく良い笑顔だった。
つづく