区議会レポートvol.10発行しました~2021年度実現したこと10点をご報告!~
みなさん、こんにちは!
看護師・助産師・1児の母
江東区議会議員の酒井なつみです。
本日は新たな区議会レポートvol.10を発行しましたので、ご報告します。
区議会レポートvol.10を発行
深川エリアを中心にポスティングにてお届けしています。
見かけたらぜひご覧ください。
さて、看護師・助産師だった私が選挙に出て、議員となり、はや3年‥
4年の任期も残すは1年となりました。(1年ってあっという間ですよね‥)
1期目に実現できる政策はお金もかからずすぐにできることばかりで新たな支援策(事業)はなかなか実現するのは難しいだろう‥と、考えていました。
ですが、今回のレポートのオモテ面には、2021年度実現したこと10点をご報告しています。
(新たに予算がいらず、すぐにできるホームページ上の変更や区報への掲載などは随時対応いただくものは他にも多くあります。)
レポートはこちら!
2021年度に実現したこと
「特定不妊治療費助成」の申請が郵送可能に(来所が不要に)
全小中学校における遅刻や欠席届のオンライン化完了
未就学児から発達段階に応じた「性教育」の推進
「がん教育」の推進(小中高でがん教育がスタート)
保育園申し込み書類に「育児休業延長許容届」を新設、より公平な入園調整に
江東区男性職員の育休取得率が30%を超える
区ホームページ「がん対策」のページが充実(相談、AYA世代へ向けた案内、仕事との両立支援、療養ガイド)
令和4年度より、がん患者への支援「ウィッグや補正下着の購入費助成」が開始
令和4年度より、ひとり親「養育費確保支援」が開始(「公正証書」作成費補助・簡易裁判や調停に係る費用の補助)
令和4年度より、3歳児健診での視力検査に「屈折検査」の導入(弱視の早期発見)と「視能訓練士」を採用し相談機能の向上
どうですか?
少しずつ・着実に政策が実現できているんです!
特に、8~10に記載した新事業については、
コロナ禍で財政状況が見通せず、人員確保や研修の機会確保が厳しい中、職員さんも必要性を理解し、予算をつけ・人員確保・制度づくり等、汗を流して進めてくださったものです。
粘り強く、質問・進捗確認など行ってきましたが、議会内・区役所職員さんの中にも必要性について理解が進んだ結果と言えます。
来年度予算が発表され、これらを知ったときには、「このように前進していくのか‥」「実現できたんだ‥」と、胸がいっぱいになりました。(泣きました)
質問準備に奮闘してくれた、学生インターンやママインターン、切磋琢磨してきた他自治体の議員にも報告し、喜びを共有することができました。
インスタやFacebookなどでも報告しましたが、ねぎらいの声や喜びの声もいただきました。
制度は作るだけでは不十分
ただ、これはスタートです。
これから、使いやすい制度か、必要な人へ周知できているか、利用者の声など、確認していきます。
もし、お知り合いなどで制度の利用に該当する方がいらっしゃれば、ぜひお知らせに協力お願い申し上げます。
レポート・ウラ面
ウラ面はこちら!
ウラ面では、3月の議会における、令和4年度予算審議での要望を報告しています!
保育園入園に関する苦労や煩雑さ、待機児童問題や多様な保育については課題が多くあることを日頃より感じており、保育分野について以下1〜3の通り、質問を行い入園内定発表の早期化や各種手続きのデジタル化の実現、ニーズにあった保育の提供を求めています。
以下全文を掲載しています。
※目次からは、興味関心のあるところだけご覧いただけますが3回にわけて、すでに本ブログでも報告しており、詳細はそちらをご覧ください!
1.保育園入園事務について
昨年度から保育所利用調整にかかる、AIシステムの活用が行われています。1週間〜10日程度の結果発表の早期化を実現することを目的に導入されましたが、早期化は実現していません。(利用調整に要した期間は昨年より長い)今後も検証・対策を重ね、結果発表の早期化への取り組みを要望しました。
課題として、希望する園数が5つまでと少ないことがあげられます。
5園までとしているのは23区で最も少なく、江東区、足立区、文京区の3区のみとなっています。(10園以上希望できる区が10区あり、そのうち6区は無制限)
内定率向上が期待できると考え、今後の検討を要望しました。
2.保育分野での電子申請や予約システムの導入について
保育現場、利用者双方にメリットがありニーズが高まっています。
他自治体では、すでに保育分野でも電子申請が可能となってきています。
保育園入園の申し込みの他にも、休日保育・一時保育・病児・病後児保育の事前登録において電子申請を可能とするよう要望しました。
また、一時保育や休日保育の利用において、予約をとりやすくするため、予約システムの導入も求めました。
3.休日保育について
本年7月から休日保育が開始されます。
定員は30人程度、区内3ヶ所、申し込み制(申し込み方法は未決定、先着順)となっています。また対象年齢は1歳以上。年末年始は預かりの対象外となっています。
区民ニーズ調査や先行自治体の動向から、区民ニーズとギャップがあることを指摘し、事業の拡充を要望しました。
利用に際するお困りごとなどご意見をお待ちしています。
https://note.com/sakainatsumi/n/n0d96721e0bbf
4.わいせつ教員による性犯罪と対策について
本年2月、本区の公立小学校の男性教員(46)が、児童ポルノ禁止法違反の容疑で逮捕されました。女子児童が着替える様子を盗撮したとみられる動画や画像をスマートフォンに保存し、所持していた疑いがもたれています。
都教育委員会では2016年から児童へのわいせつ行為や児童ポルノ所持は「免職」とすることを規定しています。
しかし、この容疑者は2017年に板橋区の公立小学校で女子児童の体を触るなどのわいせつ行為をしたとして、3か月の停職処分を受けています。
都教育委員会へ、説明と厳重な対処を求めること、及び文部科学省へ報告し、これら現場の課題等を共有すべきと要望しました。
また、被害を受けたこどもや保護者への支援を目的とした支援組織(性犯罪・性暴力被害者ワンストップ支援センターや違法・有害情報相談センター等)との連携と、これら支援組織の啓発を要望しました。
5.性教育とプレコンセプションケアについて
上記4と関連させ、性教育に関する積極的な取り組みを求めました。
家庭における性教育の支援・充実、発達段階に応じた包括的性教育の冊子の作成など、教育委員会による組織的かつ計画的な取り組みを要望しました。
また、学校におけるプレコンセプションケアについて、本ケアの推進には、特に小学校高学年以降の学校教育の担う役割が大きく、重要だと考えており、保健所や医療機関などと連携した取り組みを要望しました。
これまでも希望する全校園で外部講師(産婦人科医や助産師等)を招くことができるよう予算の増額を要望しており、すべての児童・生徒へ発達段階やその時々で必要な健康教育を行うよう要望しました。
6.妊娠出産支援について
東京都が令和4年度の予算において多胎妊婦への支援として「妊婦健診加算」を計上しました。
多胎妊娠はハイリスク妊娠であり、健診回数が増加することが多いため、私からも同様の支援を区へ要望してきたところです。(23区で5区が独自に実施)今後は都の財源が使えることからも、年度内の早期実施を要望しました。
また、すべての妊婦が恩恵を受けられる支援として、妊婦健診での「超音波検査の受診票を追加交付」することを要望しました。(23区で7区が独自に実施)
産後の健診である「産婦健診」事業に関しても、国・都からは積極的な取り組みを求められていますが、本区ではいまだ事業開始に至っておらず、こちらも求めています。
https://note.com/sakainatsumi/n/n67ef1ae4552e
おわりに
ご覧いただきありがとうございました。
これら、進捗結果や取り組みをご報告できることは大変嬉しく、また私自身も大きなやりがいを感じています。
新たな支援策は、当然、制度を開始してからが、スタートです。
お困りごとや、質問など遠慮なくご連絡ください。
利用したい方ができるように、よりよい制度となるよう、お手伝いさせていただきます。
これからも応援お願いします!
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