新興ECサイトと模倣品対策(最近読んだ記事から)
こんにちは!特許調査の仕事をしてます、酒井といいます。
今日は 最近読んで印象に残った記事を紹介します。
その記事は・・・こちら。「化粧品と模倣品対策」がテーマです。
記事タイトルの
「ラネージュ」は 韓国・アモーレパシフィック傘下の化粧品ブランドで
「ティームー(Temu)」は中国発のショッピングサイト です。
以下、ラネージュとTemuの説明を書きますが
「知ってるよ!」という方は 目次機能でジャンプしてくださいね。
アモーレパシフィックとラネージュ
アモーレパシフィックを一言で説明するなら
「韓国の資生堂みたいな企業」です。
韓国の化粧品業界No.1企業で、傘下に色々なブランドがあります。
韓国の街で時々見かけるイニスフリーやエチュード(エチュードハウス)もアモーレパシフィック。そして記事になっているラネージュはブランドページの「センター」に掲載で、人気ぶりが窺えます。
韓国にコスメやサプリメントを扱っている
「オリーブヤング」というチェーン店がありまして・・・
先日渡韓した時も立ち寄ったのですが
夕方以降の時間帯だと、世界各国の女子で店内がごった返しています。
そして、レジ前には長蛇の列・・・
ラネージュやイニスフリーも もちろん目立っていて
業界全体に勢いがある感じがします。
激安で躍進する中国通販サイト、TemuとSHEIN
そしてもう一方の当事者がTemu(ティームー)
現在「Temu」とネット検索すると、次のようなサジェストが出ます
「怪しい」とか「詐欺」が候補に入ってるんですよね。😅
ちなみにTemuと比較される事も多いのが
同じく中国発ショッピングサイトのSHEIN(シーイン)。
TemuもSHEINもとにかく安いんですが、警戒もされているようです。
・・・ということで
冒頭の記事、化粧品ブランドと模倣品対策の話題です。
売上ダウンはやっぱり模倣品のせい?
以下、DIGIDAYの記事から。
韓国での売上減速、そして中華圏での大幅ダウン。
この記事を見ての感想は「模倣品被害、そりゃ絶対あるよねぇ!」です。
まずは・・・下記のインスタのリンク先を
ぜひ上から順番に見て頂きたいです。(それぞれ短い動画です)
上から
「怪しげな激安コスメショップと オリヤンで買った正規品を比較」
「使用感を比較」
「ホログラムを読み込んで比較」の3本です
街中で営業してる「怪しい店」でもこんな調子なんだから
ECサイトだったら「なんでもあり」ですよね。
こちらもDIGIDAYの記事から
「美容・パーソナルケア」セグメントの著作権侵害件数が近年急増しており、偽物の40%は中国からのものだった、とのこと。偽造品販売業者も増えているようです。
また、上記のコメントを書いているのが「Red Points 」というブランドプロテクションを手がける企業とのこと。この会社、記事で初めて知りました。
AI技術も利用して、ECサイトや偽Webサイト、ソーシャルメディアにアップされた偽物の検出を手がけているようです。
模倣品といえば・・・以前の会社では「インクカートリッジの模倣品対策」が長年の課題のひとつでした。
インクカートリッジの模倣品は、ユーザーにとっても
「ユーザーサポートの対象外」「期待した色に印刷できない可能性がある」「最悪の場合、本体が壊れても補償を受けられないかも」
などの デメリットを起こす可能性がありますが
化粧品の模倣品も、インスタの動画②にあったように
「色や匂いが違う」という事は普通にあるのでしょうし、
質の悪い物に当たると 皮膚・髪のトラブルも引き起こすかもしれません。。
ニセモノ、ダメ、絶対! ですね
ラネージュの記事は [Vol 1」ということで
続編も準備中のようです。
続きの記事も楽しみです!