花粉症に効くハーブティー
医療先進国ドイツでは、風邪を引いたらハーブティーを飲んでゆっくり休むのが一般的らしい。病院に行っても抗生物質、解熱剤などの薬はほとんど処方されず、風邪を引いて病院へ行くと「ゆっくり寝てろ」と小馬鹿にされて帰されると聞いた。
日本は医療が進んでいる国だと思っている日本人は多いけど、優れているのは、外科手術、救急医療、産科、検査技術などの限られた分野だけで、ドイツやアメリカなどの医療先進国から20年は遅れていると言われる。
いまだに風邪を引いたら抗生物質を出すという風習は、医療先進国からの批判の的だというのを知らない日本人は多い。
風邪は基本的に90%がウイルス(ライノウイルス、コロナウイルス、RSウイルス、インフルエンザなど)。残りの10%が細菌やマイコプラズマなどのウイルス以外の感染による。抗生物質は細菌をやっつける薬で、風邪の一番の原因であるウイルスには効果がないのである。
なぜ、日本では抗生物質を処方しているのかと言うと、ウイルスに感染した時点で免疫が下がっているものだから、別の細菌などに二次感染する可能性があり、風邪が長引いたりするため、処方していると言う言い訳らしい。
一見、真っ当な風に聞こえるけど、イヤイヤ。免疫が下がっていてウイルスに感染し風邪を引いたなら、まずやる事は二次感染を心配する前に、免疫を高める事が先でしょ。優先順位間違えてますよ。
不思議なことに、日本の病院では免疫を高めるような指導がほとんどされていない。風邪を引いたら1に抗生物質、2に解熱剤である。熱はウイルスを退治するために体が自ら上げているのに、それを解熱剤で下げてどうする。余計に完治が長引いてしまう上に、免疫系がバカになってしまう。
新型コロナに関しても、なぜかマスクをしろとか、消毒しろとか、ワクチンを打てとかを第一に指導する。イヤイヤ。最初にやる事は、ウイルスに感染しても発症しないように免疫を保つ・高めることでしょ。
その上でマスクしろとか言うならほんの少しは理解できるけどね。体の守り神である免疫機能を高めることをせず、薬だけを出すものだから、医療先進国からは20年は遅れているという不名誉なことを言われたりする。
そろそろ、日本も変わっていかないとね。ドンドン引き離されちゃうよ。
風邪を引いたときは、カモミールティーや、エルダーフラワー、エキナセアなどのハーブティーを飲まれる方が多い。
エルダーフラワーは、ヨーロッパでは「庶民の薬箱」「インフルエンザの特効薬」と言われるくらい昔から重宝されてきた。抗アレルギー作用、発汗作用、利尿作用などがある。くしゃみや鼻づまりを軽減する効果もあると言われる。*ちなみにハリー・ポッターに出てくる最強の杖の名前はニワトコの杖と言うけど、エルダーフラワーは別名ニワトコとも言われる。
ローズヒップは、「ビタミンの爆弾」と言われるほどビタミン類を豊富に含む。抗ヒスタミン効果、抗酸化作用、免疫力や殺菌力を高める効果があると言われる。
ネトルは、浄血作用、粘膜保護作用があり、鼻水などのアレルギー症状に有効。
カモミールは、発汗作用、安眠作用、抗アレルギー作用があり、花粉症の人には良い。
エキナセアは、アメリカ原住民のインディアンが昔からキズや風邪に使ってきた。免疫力を高める効果があると言われる。ただし、効果が強いため、妊婦さんには禁忌だと言われたりするから気をつけて。
ペパーミントは、鎮静作用、殺菌効果、胃の消化促進作用、痛みの緩和などがあると言われる。
花粉症の場合は、主に鼻水、鼻づまり、くしゃみ、目のかゆみなどが主症状で、原因としてはアレルギー反応・ヒスタミンの過剰産生による。ならば、ヒスタミンの産生やアレルギー反応を抑えれば、症状は緩和、運が良ければ症状が消えるくらいまでいけるかもしれない。
エルダーフラワーとローズヒップをベースに、ペパーミントやネトルなどをブレンドしてもいいし、カモミールとエキナセアをベースにハチミツなどをブレンドするのも飲みやすくてオススメ。
ブレンドがめんどくさい場合は、ディフェンシブティーと言われる最初から色々ブレンドしてくれている物も売っていたりするから、探してみて。
花粉症については、個人的には腸と肝臓に特に問題があると考えている。
食べるものに気をつけたり、ストレスを無くすようにしていくと、花粉症も治ったりするから、根本的には体質改善をお勧めする。(僕の師匠は自力で花粉症を治してしまった。)
ちなみに、パンなどの小麦製品、牛乳・ヨーグルトなどの乳製品、サラダ油などの揚げ物、アイスクリーム、砂糖入りのお菓子などを控えるだけでも、花粉症の症状はかなり緩和したりする。(ウチの患者さんの何人かはそれでかなり緩和した。)
食べ物によって症状が変わるなら、花粉症の原因は鼻や副鼻腔炎ではなく、やはり腸が深く関係してそうだね。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?