川崎病とマクドナルド
以前、来院された看護師さんから相談があり、
4才の息子さんが突然、両ヒザの痛みを訴えだし、日にちがたっても全く治る気配がない為、病院で診てもらった結果、川崎病と診断されたとのこと。
川崎病とは、子供に起こる原因不明の病気で、全身の血管に炎症が起こり、発熱や発疹、充血、首のリンパの腫れ、手足の腫れ、舌がイチゴ状に赤くなるなどの症状があり、細菌やウイルスなどの感染症により起こると考えられている。
「一度、診てもらえないですか?」と相談があり、診ることになった。
状態としては、両ヒザは腫れてはなかったけど、明らかに熱を持っていて炎症反応はある。ヒザ自体が外向きや内向きに捻れてもいない。
(*ちなみに成長痛と言われるものは、骨と筋肉の成長速度が違うために筋肉が骨を引っ張って痛みが出る。と言われてるけど、実はほとんどの場合はヒザのねじれが原因で起こる。バスケやサッカーなど太ももの筋肉を激しく使うスポーツをしていて、太もものストレッチ不足や疲労が取れてない場合に太ももの筋肉が緊張して痛みを出すことは稀にあるけれど、本当に稀。ほとんどの場合はヒザのねじれを治せば結構あっさり治ったりする。)
膝周辺の腫れはないのに、炎症反応がある。
と言うことは、何かしらの外力(捻ったり)ではなく内側から起こっている可能性が高い。もしも神経痛の場合なら炎症反応は起こらない。
つまり、血管・リンパ系の炎症から起こる。
血管・リンパ系の炎症は、細菌やウイルスの感染。あるいは、食べたものにより腸が炎症を起こした結果か、どちらか。
発熱もなく、発疹もなし。白目の充血、手足や舌が赤く腫れたりもしていない。この時点で感染症よりも食べ物の影響を疑った。
そこで、痛みが出だす前にどんな事をしていて、どんな物を食べたりしていたかをヒアリングした。
その中で1番、引っかかったのはマクドナルドを毎日食べていると言うこと。
マクドナルドの商品は、かなり添加物が入っているようで、
添加物の過剰摂取がどれだけ腸に負担をかけるかは、毎日お腹を触っている整体師ならみんな知っていると思う。
そこで、男の子のお腹に触れてみると、お腹を張っていて硬くなり、明らかに腸の蠕動運動が微弱にしか感じられない。
その時点で、感染ではなく、マクドナルドの食べ過ぎと判断。
手で腸の蠕動運動を促し、骨盤周辺の調整などをして血液・リンパの流れをスムーズにさせた後、マクドナルドを一切止めるように伝えた。
それから、2週間後に来院され、
最近はほぼ痛みを訴えないとのこと。
膝を確認しても炎症反応はない。
本人に確認しても全然痛くなくなったと。
それから、また2週間後に来院された時は、
もうまったく痛みがないという事だったので、治療は終了した。
川崎病と聞くと、何か大変な病気になってしまったと思うかもしれないけど、病気と言うのは遺伝的・先天性の病気以外は、ほとんどの場合、日常生活の中に原因が隠れているもの。
今回の川崎病は、マクドナルドの過剰摂取と言う原因があったけど、
すべての人がそれが原因と言う訳でない。
だからこそ、皆さんも不調や病気が起こった時には、今までの生活を振り返って欲しい。きっと何か問題があったはず。
何か引っかかる事があったら、思い切ってそれを変えてみる。
もしかしたら良い方向へ行くかもしれないですよ。
「〇〇を自分で治す方法はありますか?」
「〇〇のような症状の場合はどんな治療法が良いですか?」
「〇〇のような病気はどのようにすれば良くなりますか?」
などを知りたい方は、コメントに書いて頂くか、プロフィールに貼ってあるホームページから、メッセージを送って頂けたら、それに関する記事を書きますので教えて下さい。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?